太平洋序曲。〈日生劇場〉 | 旅食遊。祈恋。

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※ネタバレあり。



全然見る気なかったです。


でも、ぴあからお知らせメール来て日時限定でS席を6500円にすると言うからびっくりして。(定価は13500円)


慌ててネット見たら半値以下で叩き売られていた。


正直あらすじとか見ても興味湧かないし、出演者も気になる人いないし。

でも、ギリギリ立石俊樹くんが出てるかなぁ(^^;💦

…というわけでとびきり安い席を買ってみました。





漁師をしていたジョン万次郎(立石俊樹)は、ペリーが来航することを知らせに鎖国破りの罪で捕らえられることを覚悟で日本に帰国する。

ジョン万次郎の言うことなど誰も信じなかったが本当に黒船がやって来て慌てた幕府は下級武士の香山弥左衛門(廣瀬友祐)上陸を阻止する任務を押し付ける。

失敗したら死罪。
憂鬱な気持ちでペリーを説得しに行くが相手にしてくれない。
そこで弥左衛門はジョン万次郎を将軍と偽って再度交渉することを思いつく。
アメリカ人の扱いに慣れているジョン万次郎のおかげでペリーと話はできたが、何としても開国を迫るアメリカ。

そこで弥左衛門は神奈川に交渉用の小屋を立てるのとを提案する。
道に畳を敷いておけばアメリカが上陸したことにはならない。
小屋と畳はあとで燃やしてしまえばいい、という策を立て見事に成功する。

だが、日本が開国したという噂が諸外国に広まり結局開国することになった日本。

時代は明治となり弥左衛門も洋服を着るようになって、尊王攘夷派が起こす事件の対応に追われていた。
その日も将軍が襲われてしまい慌てる弥左衛門だったが、尊王攘夷派の中にジョン万次郎がいることがわかり…。



いや、何がびっくりしたって一幕で終わったこと。

マジで(^^;💦?

本当は二幕あったのだけれど、一部省略して短くまとめたらしい。

あと二階席だったけど客席ガラガラ(^^;💦
なんか…もう何だかなぁ💦


確かに日本人には違和感あるストーリー。

ジョン万次郎のこと知ってるから万次郎が尊王攘夷派になったと言われても…(^^;💦


香山弥左衛門という人のことは知らなかったのでWikipediaを読んだ。

ペリーとの交渉にあたったことを高く評価され出世したが、明治維新後は政府に仕えず農業に従事している。

浦賀から帰ってきた時に妻のたまてが死んでいたが、何故死んでいたのかよくわからない。


ジョン万次郎は薩摩藩に厚遇され英語の教師として召し抱えられている。


つまりこの話はファンタジーなんだよね。



日本が開国したと勘違いして諸外国が押しかけてくるところもなんかコミカル。
Youtubeとかでありそうな「5分でわかる黒船襲来」みたいな?

でも、大河ドラマとかでさんざん幕末の戦々恐々とした緊迫感を見ているから、そんなふわっとした気分になれないんだよね(^^;💦

いや、各国の特徴を表していて面白いんだけど。

そして狂言回しって何?って思ったけど外人向けなら説明が必要かも。


曲は美しく、ジョン万次郎と伊左衛門が浦賀に戻る時に俳句を紡いでいく様子を歌にした「Poems」とか好きなんだけど。

こういうファンタジーを作るなら例えば嵐で遭難してアメリカ人に助けられたジョン万次郎ではない誰か、とかにすればよかったのでは?

まぁ、外人が外人向けに作るにはハードルが高すぎるか。

将軍や老中を演じているのが女性とか(将軍:朝海ひかる)、何か意味があると思うけどよくわからなかった。 


でもこの舞台1976年初演で以後世界中で上演されて絶賛されてきたらしい。 
ということはこの舞台で多くの日本人や日系の役者が起用されたと思うし、日本という国に興味を持ってもらえたも思うので、それはそれでいいかなと思う。


2000年に宮本亜門が演出しているんだけど、これが絶賛されたらしく見ておけばよかったけど、気になる役者が出ていなかったので逃してしまったんだよね〜(^^;💦

でもまぁ、立石くんのセーラー姿は初々しくてよかったかな。
何とも不思議な舞台でした。




『太平洋序曲』ゲネプロより。👇👇👇 



 約10分でわかる『太平洋序曲』👇👇👇