江田島で不意打ちをくらってしまいましたが、185号線で呉市を横断し安芸灘大橋から御手洗を目指します。
安芸灘大橋の通行料金は720円です。ここから大崎下島にある御手洗地区を目指すには、更に橋を3つ渡りますが、有料区間はここだけです。
一度は訪れてみたかった場所なのですが、上蒲刈島と豊島を結ぶ、豊島大橋の架橋が2008年なのでわりと最近まで行きたくても行けない場所でした。
菅公の井戸です。
菅原道真が昌泰の変で藤原時平との政争に敗れ、大宰府に流されたのは有名な話ですが、その途中で寄った御手洗の地名は島に最初に上陸した際に手を洗った場所に由来するそうです。
これは、文久三年八月十八日の政変で京を追われた公卿が再起を目指すため逗留していたという、七卿落ち遺跡です。
その後も幕末に至るまで、都と西国を結ぶ要衝や交易拠点として歴史上に御手洗の名が何度となく出てきますが、ここを訪れた人々は華やかな旅路を楽しんでいたというより、むしろ怨嗟のようなものを持ちながら旅をしていたのだろうと感じてきました。
クルマで行ける最終地点は岡村島ですが、ここは愛媛県になります。離島なので大崎下島を「本州」、岡村島を「四国」と呼ぶのは無理があるかもしれませんが、本州と四国を結ぶ唯一の通行料無料のルートです。岡村島は御手洗地区の対面にあります。
やっぱり、ジョイフルでは物足りなかったので途中で「太刀魚ラーメン」を食べて帰りました。
出汁が太刀魚、麺は尾道系です。豚角煮がついています。(名物？)
ちなみにお刺身定食とか海鮮丼などもあったのですが、地元の漁師さんが頼んでいたのが天ぷらうどんだったりおにぎりだったりしたので、やめておきました。
(地元とは関係ないマグロやイクラが載っているというのもありましたが…)
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