やまゆり事件・死刑判決が | 花丘ちぐさのトラウマ解放カウンセリングin東京

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トラウマセラピストの花丘ちぐさです!

今日は

晴れたものの

冷たい風が強く

寒い一日でした。

今日もクライアントさんたちと

心通う時間を持てて

しあわせです。


静かに夜が更けていきますね。


今日は

障碍者の方たちを

次々と殺害した

犯人に

死刑判決がおりました。



何とも言えない気持ちです。



もちろん

極刑は免れないと

思います。


ただ、

意思疎通ができない人は

社会の迷惑だから

殺害していいという

論理の飛躍は

病的です。



すぐに死刑にするのではなく

なぜこういうことが

起きたのかを

解明する時間も

欲しいと思います。



彼が

どうしてそう考えるに至ったのか。



彼の家庭環境は

成育歴はどうだったのか。




私が育った家でも

障碍者に対しては

ひどい言い方をしていました。



何かを生み出さない

生産能力のない

人間は

役立たずであり

ごくつぶし

クズ、

馬鹿、

サル、

パラリンピックなどと

いわれていました。



人間には

値札が付いていて

とても生産性が高い

特級品と

その他大勢の粗悪品

がいると

いう考え方でした。



私も

クズ、

馬鹿、

サルといわれないように

必死で勉強し

病んでいきました。




やまゆりの

犯人にも

その家庭か

あるいは人生の

どこかに

人間性を阻害するような

ゆがんだものが

あったのではないでしょうか?



彼は

ある意味

もう一人の私でもあるのです。




私が

こういう犯罪を犯していたかもしれない。



そこで

私に

大切なものに気づかせてくれた

出会いがありました。



私は、

本当に

自分はダメ中のダメ、

クズの中のクズ

だと思っていましたが、

教会学校の先生が

こんな話をしてくれました。




ある夜

通りからこちらに向かって歩いてくる

足音がして

扉の前に来ると

ピタッととまり

また、

通りのほうへと歩いていく。


しばらくすると

また足音がして

扉の前まで来ると

ピタッと止まり

しばらくして

通りへと歩み去っていく。



そんなことが何回か

あって

その教会学校の先生は

ドアを開けます。



そこには青年が立っていて

先生はその青年を家に入れて

話をします。



彼は悩みを抱え

苦しんでいたとのことでした。



そのとき先生が

私の顔を見て言うんです。



「あのね、

 あなたと同じ。

 頭が良すぎるの。」




私は

よく意味が分かりませんでした。



だって、

私はいつも

馬鹿で

サルで

クズだと言われていたから。




でも、

この先生は

私の命の価値を

認めてくれていたんですね。



そして

「賢い」って

思ってくれていたんですね。




それは

キリストの招きでもあったんですね。




キリストが私を見つけて

くれたんです。



たとえ

親からサルだといわれても


負けてはダメ。


信じてもいけない。



あなたを信じてくれる人に向かって

まっすぐ進んで行きましょうね!




やまゆり事件の彼には

この出会いが無かったんです。


この出会いがなかっただけで

もう一人の私。



祈ります。



亡くなられた方のご冥福

そして

彼の魂の救済。


そして

もっともっと

社会がよくなるように。