「やばい」「やば」について |  ときしらずのブログ◎迂闊な話         

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「やばい」という言葉は、特に若者がよく使う言葉の一つではないかと思われます。この「やばい」、「やばい」を簡略化した「やば」について書きます。

 

「やばい」は、『明鏡国語辞典』第二版によれば、「自分に不利な状況が身近に迫るさま。また、そのような状況が予測されるさま。」です。出川哲朗の「やばいよやばいよ」はこの意味でしょう。

 

もう一つの意味は、「程度が激しいことを表す語。はなはだしい。ひどい。」です。用例としては、「定食のごはんの量がやばい(=多い)」とか「やばいほど時間がかかった」などです。

 

さらに『明鏡国語辞典』には、「多く望ましくないことについていうが、近年、若者がプラスの評価に用いることもある。」という説明があり、「これ、おいしい!やばいよ」といった用例を載せています。

 

最近、若者の「やば」という言い方を、よく耳にします。「やばい」の簡略化です。「半端ではない」を「半端ない」、「ぱねえ」にしてしまう、あの簡略化です。

 

ところが、『明鏡国語辞典』の説明によれば、形容詞「やばい」の語源は「やば」という形容動詞であるとのことです〔ちなみに、『デジタル大辞泉』における「やば」の用例出典は、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』です〕。語義のことはともかく、若者の「やば」は、期せずして(?)語源に返ったということでしょうか。

 

〔以下、国語辞典を抜萃して引用させて頂きました。用例中の、見出し語を表す記号〔 ー 〕は文字表記に変えさせて頂きました。下線は引用者です。〕

『明鏡国語辞典』第二版

やばい

〔形〕

〔俗〕

 自分に不利な状況が身近に迫るさま。また、そのような状況が予測されるさま。

「すぐ逃げないとやばいぞ」「時間に遅れるとやばい」「やばい仕事に手を出すな」

 程度が激しいことを表す語。はなはだしい。ひどい。

「テストの点数、マジでやばかった」「定食のごはんの量がやばい(=多い」)」「やばいほど時間がかかった」

|表現|多く望ましくないことについていうが、近年、若者がプラスの評価に用いることもある。「これ、おいしい!やばいよ」

形容動詞「やば(=不都合なさま)」が形容詞化した語。もと盗人などが身辺が危ない意で使った隠語。

 

『デジタル大辞泉』

やば

  〔形動ナリ〕法に触れたり危険であったりして、不都

  合なさま。けしからぬさま。

  「おどれら、やばなことはたらきくさるな」(東海道

  中膝栗毛)

 

 

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ヤマユリ*国営武蔵丘陵森林公園

 

ヤマユリの季節が巡って来ました。野草コースに続いて、今回は、山田城跡、やまゆりの小径などを歩きました。いずれも咲き始め状態です。近いうちに、園内バスも行かない北口周辺まで足を延ばすつもりです。体力の続く限り、歩き回りたいと思っています。

 

〔〔〔〔 2024/7/11(木)、山田城跡 〕〕〕〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〔〔〔〔 2024/7/13(土)やまゆりの小径 〕〕〕〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

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「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない  宮沢賢治」

 

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