喜多院*2019年9月《川越散歩》 |  ときしらずのブログ◎迂闊な話         

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9月6日(金)、《川越散歩》中院の次は、中院から徒歩5分ほどの喜多院〔埼玉県川越市小仙波町〕です。天台宗の星野山無量寿寺喜多院(せいやさん、むりょうじゅじ きたいん)。本尊は阿弥陀如来。建立当時は無量寿寺と号し、北院、中院、南院がありました。のち、北院は喜多院になり、南院は明治期に廃絶となったそうです〔以下、喜多院HPなど参照〕。

 

慈眼大師天海(じげんだいしてんかい)を祀る慈眼堂。この丘は、7世紀前半の古墳だったとのことです。

 

 

扉の色が印象的です。

 

 

鐘楼門。

 

境内のだんご屋。

 

多宝塔。

 

手水舎。

 

慈恵堂(じえどう)堂。本堂です。扁額にあるように、潮音殿(ちょうおんでん)とも呼ばれているそうです。

 

 

 

浴衣姿が目立ちます。神前でも、スマホに夢中!

 

 

何故か、「家光公誕生の間」や「春日局化粧の間」があるんですネ。…

 

庫裡・寺務所。拝観入口になっています。

 

水琴窟。

 

回廊。

 

 

本堂の濡れ縁に座布団が干されていました。良い天気でした。

 

 

慶長4年(1599)、徳川家の尊崇厚かった天海僧正が第27世住職に入寺以来、喜多院は徳川家に厚く保護されたそうです。寛永15年(1638)の川越大火で堂宇を焼失した際、三代将軍家光により江戸城紅葉山(もみじやま)御殿の一部が移築され、今に残る客殿、書院などに充てられたとか。客殿に「家光公誕生の間」があり、書院に「春日局化粧の間」〔本堂ほか室内撮影禁止です!〕があるのはそのためとのことです。

 

回廊からの眺め。江戸城紅葉山庭園を模したという、その名も「紅葉山庭園」です。


 

 

客殿からの眺め。家光公お手植えの枝垂れ桜です。

 

書院から眺めた遠州流庭園「枯山水曲水の庭」です

 

 

 

 

拝観入口横の庭です。

 

 

 

山門。寛永9年(1632)建立。6年後の川越大火でも焼失しなかった、現存する最古の建物とのことです。