6月13日(木)、府中市郷土の森博物館〔東京都府中市南町〕へ行って来ました〔郷土の森あじさいまつり=5月25(土)~6月30日(日)〕。昨年まではJR武蔵野線の府中本町駅から20分ほど歩きました。ことしは、JR南武線に乗り換えて一つ目の分倍河原(ぶばいがわら)駅から京王バスに乗りました。遠回りですが、楽なルートです。
分倍河原駅前の『新田義貞公之像』。
鎌倉時代後期、“分倍河原の戦い”がありました。多摩川河畔の分倍河原で北条泰家と新田義貞が争い、泰家が敗れました。義貞は勢いに乗って鎌倉に攻め入り、鎌倉幕府を倒しました〔ブリタニカ国際大百科事典による〕。像の顔は、鎌倉方面を向いているとのことです!
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府中市郷土の森博物館 正門。
『祖』〔速水史朗 作〕
けやき並木。府中市の木は「けやき」だそうです。
旧府中尋常高等小学校校舎。この校舎内に、府中市出身の詩人 村野四郎記念館が設けられています。
鹿
四郎
鹿は 森のはずれの夕日の中に じっと立っていた
彼は知っていた
小さい額が狙われているのを
けれども 彼に
どうすることが出来ただろう
彼は すんなり立って
村の方を見ていた
生きる時間が黄金のように光る
彼の棲家である
大きい森の夜を背景にして
旧府中町役場。
薬屋を営んでいた旧島田家の店蔵(みせぐら)。
アジサイの小径。
滝の水は、水遊びの池へ流れ込みます。水は深層の地下から汲み上げた天然水。濾過消毒し循環させているそうです。
水遊びの池。
珪化木(けいかぼく)。太古に土中に埋もれた樹木の化石です。珪酸を含んだ地下水が木の組織に浸透し、木の原型のまま二酸化珪素に変化したもの。石炭になり損なった木、とも言われているそうです。秋田県由利郡大内村(現・大仙市)の水田から発掘されたもので、府中市民の寄贈〔案内板による〕。
ティラノサウルス。1990年、北アメリカで、ほぼ完全な骨格を発掘。これによりティラノサウルスの全身がほぼ完全な形で解明されました。この模型は国立科学博物館より贈られたものです〔案内板による〕。