「代替」の読み方 |  ときしらずのブログ◎迂闊な話         

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産休に入る先生の代わりの先生を「代替え(だいがえ)教員」と言っているという(正しくは「代替(だいたい)…」だが、とのこと)。昔、小学校の先生から聞いた話である。それなら、学校の先生たちのことだから間違いということではなく、いわば一種の業界用語だろうかと思ったものである。

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ところが、「だいかえ」という見出し語が、すでに『広辞苑』第三版(第一刷 昭和58年12月 / 第四刷 昭和61年10月)に載っていたのである。

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『広辞苑』第三版

だいかえ【代替】

   (ダイガエとも)ダイタイの重箱読み


『広辞苑』第六版

だいがえ【代替】

   (ダイカエとも)「だいたい」の重箱読み


(第三版で括弧付きの補記の位置にあった連濁の「ダイガエ」が、第六版では、逆転して見出し語になっている)

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「うらめん」「にくじる」という見出し語は、『広辞苑』第三版と同様で、『明鏡国語辞典』(2002-2008)、『国語大辞典』(第一刷 昭和56年12月 / 第四刷 昭和57年1月)にも載っていなかったのだが、「だいがえ」は『明鏡国語辞典』にも載っており、『国語大辞典』も「だいかえ」として見出し語を設けている。語義の説明は、『明鏡国語辞典』『国語大辞典』ともに、


「代替(だいたい)」の重箱読み


とあり、この点は、三つの辞典が共通した内容になっている。

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三つの辞典が見出し語として採用しているということは、それだけ「だいが(か)え」という言い方が一般化しているということなのだろう(依然として、正しくは「代替(だいたい)教員」であるが…)。こういう趨勢の中で、『明鏡国語辞典』の「だいたい」の項の次のような付記は、「だいたい」と「だいがえ」の関係を示すものとして銘記しておきたいと思う


「だいたい」が本来だが、「だいがえ」ともいう。