日本は第一次世界大戦が終り、明治から切望していた英米仏と肩を並べる国として
評価されるようになった。
昔の高官は今以上に勉強をしていたようで、留学を行い、歴史書をその国の言葉で
勉強していたと言う。これは今の自分には真似ができない事である。
彼らが話していた言葉も流暢なフランス語であったというから、驚きである。
情報が優れている、とかなんとか言っても結局人の能力は勉強によるもの、
インターネットのような氾濫した情報では頭の中は整理されないのであると
改めて知らされる。
この本を読んでいると昔の日本人の行動には決意を伴った行動が見られると
思うのだが、脚色がされているのだろうか?
満たされている我々の時代ではできない強い意志が、彼らにはあった様に
感じる。
しかし方向が少しずつずれて行ってしまう・・・らしい。