手書き時代で最も分量が多かったのは、300枚強の作品でした。
とはいえ正確に原稿用紙換算枚数を数えたわけではなく、レポート用紙1枚に入るおおよその文字数から算出したものですが。もしかしたら400枚ぐらい行っていたのかもしれません。
内容は、当時夢中になっていた菊地秀行さん風味の伝奇アクションもの。劣化菊地秀行とか劣化夢枕獏な作品は、同人作家によって無数に生み出されては消えていって黒歴史と化しているのでしょうけれども、これもそのひとつと呼べそうです。
テンプレートどおりの超絶美形&超強い&やや性格捻くれてるヒーローがいて、何人かの超個性的なヴィランが出てきて、それはもう超かっちょええバトルを繰り広げて、みたいな超恥ずかしいやつですね。僕の場合、そこに大好きなクトゥルー神話を絡めた感じ。さらに、奥瀬サキさんの『支配者の黄昏』からも、モロに影響受けてました。
タイトルはなんだったかな……『自存の源(仮)』だったような気がする。クトゥルー者にはピンと来たかもしれませんが、邪神ウボ=サスラが登場するお話でした。ウボ=サスラと邂逅しつつも生還した過去のある悪役が、本格的にこの邪神を召喚して智慧と力を手に入れようという野望を抱いているので、阻止せねば的なストーリー。みんな大好き陰陽師(式神使い)も唐突に出てくるよ! やったね!
他には星の精も出てきたりするけど、この登場シーンやギミックは割と気に入っているので、そのうちまたどこかで再利用したい所存。ウボ=サスラ召喚方法も悪くないアイデアだったと思うのだけど、もう少々捻りを加えるべきでした。
同人誌やWEB小説という形式だとしても世に出せるような作品ではありませんでしたが(そもそも手書きだし)、それなりの長さの小説を最後まで書き上げることができた(しかも手書きで)、という経験ができてよかったんじゃないかと今では思います。
見切り発車ダメの話も先日しましたが、やっぱり最後まで書き上げないと無意味ですよ。たとえ見栄えが悪くても。
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