異形コレクションで面白さを知った作家さんといえば、平山夢明さんも外せません。
大抵は怪談本で平山さんを知るという方が多いのかもしれませんが、僕は当時あまり怪談に興味がなかったので(笑)、異形に掲載されている短篇がファーストコンタクトでした。
とんでもない作家がいる。
これが第一印象ですね。その思いは、今も変わらないわけですが。
異形14巻の「Ωの聖餐」を皮切りに、17巻の「卵男(エッグマン)」、19巻の「怪物のような顔(フェース)の女と溶けた時計のような頭(おつむ)の男」、25巻の「けだもの」、27巻の「実験と被験と」、30巻の「枷(コード)」と、数々の容赦ない(という形容が相応しい)傑作を発表。
そして32巻の「独白するユニバーサル横メルカトル」で、なんと日本推理作家協会賞を受賞。これを表題作とした傑作短篇集も刊行。
その後も異形上に精力的に作品を寄稿され、さらに短篇だけではなく長篇でも、『DINER(ダイナー)』で日本冒険小説協会大賞と大藪春彦賞を受賞。もちろん内容も傑作……。
平山さんの小説の特徴としては、容赦のなさと、かっこよさが真っ先に挙げられます。文章が超かっけーのですよ。何度も朗読しちゃったぐらい。また、魅力的な殺人鬼や愉快な人体破壊描写がたくさん出てくるのも、僕の好みに合致していたりもするわけです。
総合的に見て、今、一番好きな作家さんと言ってもいいかもしれません。
(予算と収納の都合上、滅多にハードカバーは買わない僕ですが……)
こんなふうに、知らなかった作家さんとの出会いとか、知ってはいたけど新たな一面を見ることができたりする、異形コレクション。
また、なんらかの形で復活してほしいものです。
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独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)
648円
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ダイナー (ポプラ文庫)
799円
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ミサイルマン (光文社文庫)
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