皆さんは、自分が困った時に、 

「助けて」 

と言えていますか? 

 

昨日、私は料理に時間がかかりすぎていることを、オープンチャットで相談しました。

 

料理を作って、食べて、片付ける。 

全部合わせると2時間半くらい。 

 

「なんとかしたい。何かいいアイデアはありませんか?」 

と皆さんに聞いてみたところ、

「下ごしらえをしてくれる方にお願いする」というアイデアをいただきました。 

 

なるほど、そんな方法もあるんだ。 

人に聞いてみることで、自分一人では思いつかなかった選択肢が出てくるんですよね。

 

 

 困った時に相談できていますか? 

私は産業医として、社員の方と面談をすることがあります。 

 

その中で感じるのが、 

「困った時、つらい時に助けを求められるか」 

ということの大切さです。 

 

上司や同僚に相談できず、一人でずっと抱え込んでいるうちに、身体に症状が出てくることもあります。 

 

休職された方のお話を聞いていると、会社側から、 

「そんなことで悩んでいたとは気づきませんでした」 

と言われることもあります。 

 

本人はずっと苦しんでいた。 

でも周りには伝わっていなかった。 

 

だからこそ、「助けて」と言うことは大切なのだと思います。 

 

 

 

「迷惑をかけたくない」 

昨日のセッションでも、職場の上司との関係に悩んでいました。 

 

1対1では話しづらい。 

そこで、 「誰かに間に入ってもらって、3人で対話する」 という話になりました。 

ところが、それもなかなかできない。 

 

なぜかと聞いてみると、 

「その人の時間を取って、迷惑をかけるのではないか」 

「上司との問題を話したら、悪口を言っていると思われるのではないか」 

そんな思いがありました。 

 

でも、3人で話すことのメリットを考えてみると、見え方が変わってきます。 

 

本人は、自分の思いを伝えられる。 

上司は、本人が何に困っていたのかを知ることができる。 

間に入った人も、問題が解決に向かうことで、達成感や充実感を得るかもしれない。 

それぞれに得るものがあるんですよね。

 

 

 

助けてもらうことも、誰かに与えている 

では逆に、誰かから、 「助けて」 と言われたらどうでしょう? 

自分にできることなら、力になりたいと思いませんか? 

 

そして実際に力になれたら、 「役に立ててよかった」 とうれしくなることもあるでしょう。 

 

自分は助けているつもりだったけれど、実は自分も何かをもらっていた。 

そんなこともあります。 

 

だから、 助ける人が上で、 助けられる人が下、 ではないのだと思います。 

 

助けてもらっているつもりでも、相手に何かを与えている。 

助けているつもりでも、相手から何かを与えられている。 

 

人との関係は、本当は双方向なのかもしれません。 

「助けて」と言うことは、弱いことではありません。 

 

むしろ、 「助けて」と言える人は、強い人。 

あなたは困った時、 「助けて」 と言えていますか?

 

 

 

 

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野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。