先日、医師の保田健志先生と対談LIVEをさせていただきました。
保田先生は37歳のとき、胸部に30cmを超える悪性リンパ腫を発症し、余命1カ月を宣告されました。
その後、再発、さらに治療中には脳出血も経験されています。
医師として病気を診ていた人が、患者になった。
だからこそ、先生の言葉には体験した人にしかない重みがありました。
中でも心に残ったのが、 「病気は自分で作っていた」 という言葉です。
余命宣告を受けたとき、 「あ、自分でこれを作っちゃったんだ」 と感じたそうです。
そして、
「自分で作ったなら、自分で消すこともできるんじゃないか」 と思った。
そこから先生は、
「なぜ、自分はこの病気を作ったのだろう」
「この病気は、何のために現れたのだろう」
と、自分自身を見つめていきます。
そこで気づいたのが、
「親に愛されたい」
「認められたい」
という思いから、限界まで頑張り続けていた自分でした。
そしてご両親が涙する姿を見て、
「生きているだけで、十分自分には価値があったんだ」
と気づいたそうです。
ところが、その後再発。
「もう分かったはずなのに、なぜ?」
もう一度自分と向き合って見えてきたのは、
「自分で自分を認めていなかった」
ということでした。
私は今回のお話を聞きながら、改めて大切なことに気づきました。
私はこれまで「病は氣から」と伝えてきました。
でも、もしかするとそれ以上に大切なのは、
「病気の意味を考えること」 なのかもしれません。
これから抗がん剤などの治療を受ける人も、
「先生、治してください」 と医療だけに委ねるのではなく、
「この病気は、私に何を伝えているんだろう?」
「私は何を無視してきたんだろう?」
「何に気づくために、この病気が現れたんだろう?」
と、自分にも問いかけてみる。
もちろん、
病気の意味に気づけば治療が必要なくなる、ということではありません。
保田先生自身、抗がん剤治療を受け、その治療の効果についても話されています。
でも、医療の力を借りながら、自分自身も治療に参加する。
病気の意味を考えることで、自分の状態が変わったり、新しい選択肢や解決策が見えてきたりすることもあるのではないでしょうか。
そして、それが治療にも良い方向に働く可能性があるのではないか。
病気をただ「治してもらうもの」にしない。
病気を通して、自分を知る。
自分の身体の声を聞く。
自分の生き方を見つめる。
そして、自分で考え、自分で選ぶ。
これこそが、 「健康の主導権を自分に取り戻す」 ということなのかもしれません。
10月31日の医療のパラダイムシフトサミットでは、そんなことも皆さんと一緒に考えたいと思っています。
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