先日、森の国Valleyのリトリートで、 山本竜隆先生のお話を聞いていたときに 「社会人基礎力」 という言葉が出てきました。
恥ずかしながら、 私はそれまで、この言葉をよく知りませんでした。
でも調べてみると、 「ああ、これって、 これからの時代を生きていくために すごく大切な力だな」 と思ったんです。
社会人基礎力とは、
自分で考えて、
自分から動いて、
人と協力しながら物事を進めていく力。
大きく分けると、
・前に踏み出す力
・考え抜く力
・チームで働く力
この3つがあります。
その中には、
主体性だったり、
人の話を聞く力だったり、
自分の考えを伝える力だったり、
柔軟に考える力だったり。
全部で12の力があります。
これを見たときに、
「これってテストで100点を取る力とは違うな」
と思いました。
知識があることももちろん大事。
でも社会に出ると、
知っているだけでは どうにもならないことって、
たくさんあります。
この話を聞いて、 娘が大学生の頃のことを思い出しました。
グループで一つの課題を調べて、 最後にプレゼンする授業があったんです。
そのとき娘が、 「あの人、全然やってくれない!」 とプリプリ怒っていたことがありました(笑)。
自分から動く人もいれば、 動かない人もいる。
意見を言う人もいれば、 黙っている人もいる。
その中で、「私はこれをするから、 あなたはこっちをお願い」 と役割を決めたり、 意見が違えば話し合ったり。
そうやって、 みんなで一つのものを作る。
今思えば、 あれも社会人基礎力を育てる学びだったんでしょうね。
そして私は、 「きのくに子どもの村学園って、 まさにこういう力を育てているな」 と思いました。
たとえば、
みんなで畑を作る。
何を植えるのか?
どこに植えるのか?
誰が何をするのか?
みんなで考える。
でも、 思ったように育たないこともあります。
「なんで育たないんだろう?」
水が足りない?
土が悪い?
日当たりかな?
そこでまた考える。
調べる。 話し合う。
そして、もう一度やってみる。
この体験の中に、 考える力も、 行動する力も、 人と協力する力も、 全部入っているんですよね。
これは、 特別な学校に行かなくてもできると思います。
たとえば家族で 小さな家庭菜園をしてみる。
「今日はあなたが水やりね」 と役割を決める。
でも、 誰かが忘れてしまって 野菜が枯れてしまった。
「あー、枯れちゃった!」 となる(笑)。
そこで大人が、 「だから言ったでしょう!」 で終わるのではなく、 「次はどうしたら忘れないかな?」 と一緒に考える。
失敗する。
困る。
考える。
誰かと話す。
もう一度やってみる。
こういう経験が、 実はとても大事なんじゃないかと思います。
私は今、 児童養護施設の子どもたちとも関わっています。
子どもたちが これから社会に出ていくとき、 本当に必要なものって 何だろう? と考えることがあります。
もちろん、 知識も必要です。
でも、 自分で考える力。
自分から動く力。
困ったときに 「助けて」と言える力。
人と協力する力。
失敗しても またやってみる力。
こういう力も、 同じくらい大切なんじゃないかなと思います。
そしてこれは、 子どもだけの話ではありません。
私も社会人基礎力の12項目を見ながら、 「まだまだだなぁ」 と思うものがたくさんありました。
全部を一人でできなくてもいい。 苦手なところは、 「そこ、助けて」 と言えばいい。
自分で考え、 自分で動く。
でも、 一人ですべてを抱え込むのではなく、 人とつながりながら生きていく。
それもまた、 「生きる力」 なのかもしれません。
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