9月1日は「防災の日」。 

 

水、食料、懐中電灯、モバイルバッテリー。 

防災用品を準備している方は多いと思います。 

 

でも、「薬」はどうでしょうか? 

 

災害が起きたとき、すぐに病院へ行けるとは限りません。 薬

局が開いているとも限りません。 

 

しかも避難生活では、睡眠不足、食生活の変化、水分不足、ストレスなどから、普段より体調を崩しやすくなります。 

 

そこで今日は、医師の立場から「災害時に備えておきたい薬5選」をお伝えします。 

 

我が家の防災バッグ

 

まず最優先は、いつも飲んでいる薬。 

 

高血圧、糖尿病、心臓病、てんかん、喘息など、毎日使っている薬がある方は、これが一番大切です。 

 

「避難所に行けばもらえるだろう」ではなく、自分にとって切らしてはいけない薬は何か、普段から確認しておきましょう。 

 

2つ目は解熱鎮痛薬。 

発熱や頭痛、歯痛、腰痛などに備えて、普段から使い慣れているものを。 

 

3つ目は胃腸の薬。 

避難生活では、食事や生活リズムの変化、ストレスによって胃痛や下痢などが起こることがあります。胃薬や整腸薬など、いつも使っているものがあると安心です。 

 

4つ目はアレルギーの薬。 

ほこり、ダニ、虫刺されなど、避難先では普段と違う環境になります。喘息の方は吸入薬も忘れずに。 

 

5つ目は便秘の薬。 

水分不足、運動不足、トイレを我慢することなどから、災害時は意外と便秘になりやすくなります。 

 

 

そして、薬以上に大切なのが、 

「自分が何の薬を飲んでいるか分かること」。 

 

お薬手帳やそのコピー、薬の名前・量・飲み方を書いたメモ、スマホで撮った薬の一覧などを準備しておきましょう。 

 

スマホは便利ですが、災害時には停電や充電切れもあります。 

紙でも残しておくと安心です。 

 

防災というと「何を買うか」に目が向きます。 

 

でも、医学的な防災で大切なのは、 

「自分の身体には何が必要なのかを知っておくこと」。 

 

 

9月1日の防災の日。 

水や食料を確認するときに、ぜひ薬箱とお薬手帳も一緒に見直してみてください。 

 

自分の身体を守る準備も、大切な防災です。

 

 

 

 

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野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。