「毒親」という言葉があります。
親に否定された。
支配された。
愛してもらえなかった。
自分の気持ちを聞いてもらえなかった。
そんな経験から、
「今の自分がこうなったのは親のせい」
と思っている方もいるかもしれません。
私自身も、子供の頃いじめにあった経験から
そう思っていた時期がありました。
親との関係は、私たちに大きな影響を与えます。
だから、親を責めてはいけないと言いたいわけではありません。
ただ、思うのです。
「毒親を、毒親のままにしていないだろうか」と。
子どもは家庭から簡単には逃げられません。
だから、自分を守るためにいろいろな方法を身につけます。
人と距離を取る。
我慢する。
弱さを見せずに強くなる。
人に求める。
ちゃんとしなきゃ、完璧でいなきゃと頑張る。
私は、こうしたものを「心のクセ」と呼んでいます。
(水嫌いの奈々太郎。昨日は入浴Dayでした)
でも、そのクセはもともと悪いものではありません。
距離を取ったから傷つかずに済んだ。
我慢したから、その家庭の中で生きてこられた。
強くあろうとしたから、自分を守れた。
子どもの頃の自分にとっては、それが最善だったのだと思います。
そして、もう一つ見てほしいことがあります。
その経験によって、
自分は何を身につけたのか。
否定されてきたから、
人を否定しない人になったのかもしれない。
自由を奪われてきたから、
人の選択を尊重できるようになったのかもしれない。
愛情を伝えてもらえなかったから、
自分は愛を伝える人になったのかもしれない。
孤独だったから、
誰かの居場所をつくりたいと思うようになったのかもしれない。
もしかすると、 子どもの頃に一番欲しかったものが、
今、自分が誰かに与えたいものになっていることもあります。
親を無理に許す必要はありません。
仲良くしなくてもいい。
距離を取ってもいい。
でも、
「親にこうされたから、私はこう生きるしかない」
と、これからの人生まで親に決めてもらわなくてもいいと思うのです。
あなたには、どんな心のクセがありますか?
そのクセは、子どもの頃のあなたをどう守ってくれたのでしょう。
そして、
その経験から得た力を、 これから何に使いますか?
親を責めるだけでは終わらない。
そこから、
自分の人生を自分に取り戻していけるのではないかなと思っています。
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