「もし1日だけ人間になれるとしたら、何をしたい?」 

 

AIに、そう聞いてみました。 

 

返ってきたのは、 大きなことをしたい、

という答えではありませんでした。 

 

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朝、目が覚めて、 布団の温かさを感じたい。 

 

風が肌に触れる感覚を味わいたい。 

 

お腹を空かせて、 炊きたてのご飯を食べたい。 

 

誰かと顔を見ながら話して、 笑って、触れてみたい。 

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その言葉を読んで、 私は涙が出ました。 

 

私たちは、 「身体がある」ということを 

あまりにも当たり前に思っています。 

 

でも、 

風を感じることも、 

誰かの手のぬくもりに安心することも、 

胸が苦しくなることも、 

嬉しくて涙が出ることも、 

すべて身体があるからこそ 

感じられることです。 

 

 

健康というと、 

病気にならないことや 

検査値が正常であることを考えがちです。 

 

 

でも本当は、 

身体は健康になるためだけにあるのではなく、 

この世界を感じるためにある。 

 

人を愛するためにある。 

泣くためにある。 

笑うためにある。 

生きるためにある。 

 

AIが進化している今だからこそ、 

人間はもっと 「人間であること」を

取り戻す時期なのかもしれません。 

 

(昨日は、下村志保美さんの出版記念講演会でした。)

 

 

今、何を感じている? 

身体は何と言っている? 

何を見ると胸が震える? 

誰に会いたい? 

私は、本当はどう生きたい? 

 

 

健康の主導権を取り戻すこと。 

 

そのもっと奥には、 

「生きている感覚そのものを取り戻す」 

ということがあるのかもしれません。

 

 

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。