可愛い人って、どんな人?

先日、ふと「可愛い人って、どんな人だろう?」と思いました。 

 

可愛いというと、 顔が整っているとか、 若いとか、 

そういう外見を思い浮かべることもあります。 

 

でも、必ずしもそうじゃないですよね。 

「ブサカワ」なんて言葉もあります。 

 

外来に来られる患者様。無愛想でムスッとしている。

私が体調いかがですかと話しかけてもうなずくだけ。

 

そんな方がある日、

ちょっとおしゃれなコーディネートで来院され、

「素敵ですね。」とお伝えしたら、

照れて、「えっ、まぁ。」

 

それまでの 「怖そうな人」 という印象が、一瞬で崩れたんです。 

そして、なんだか可愛く見えてきました。 

 

これって、いわゆる「ギャップ萌え」に近いのかもしれません。 

 

 

怖そうなのに、甘いものが大好き。 

無口なのに、犬を見るとデレデレする。 

いつもしっかりしているのに、実は方向音痴。 

完璧そうな人が、ちょっと抜けている。 

 

そんな予想外の一面を見た時、 

私たちは、その人を急に身近に感じることがあります。 

 

もしかしたら「可愛い」って、 容姿そのものではなく、 

その人の中にある 「人間らしい隙」 なのかもしれません。 

 

完璧じゃないところ。 

ちょっとおかしいところ。 

無邪気なところ。 

素直に喜ぶところ。 

失敗して照れているところ。 

 

そんな部分を見ると、

 「なんか、この人可愛いな」 と思う。 

 

大人になると私たちは、 

ちゃんとしていなきゃ。 

弱いところを見せちゃいけない。 

格好悪いところは隠さなきゃ。 

と、どんどん自分を固めてしまいます。 

 

でも、人から愛されるのは、 

完璧な部分だけではないのかもしれません。 

 

むしろ、 

ちょっと不器用だったり、 

ちょっと抜けていたり、 

自分でも笑ってしまうような部分に、 

その人らしい魅力が宿っていることもあります。 

 

「可愛い人」とは、 

自分の中の無邪気さや不完全さを、 隠しすぎない人。 

なのかもしれません。 

 

だから、 自分の「格好悪いところ」も、 

そんなに嫌わなくていいのかもしれませんね。 

 

誰かから見たら、 そこが一番「可愛いところ」かもしれないから。

 

 

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。