毎日、厳しい暑さが続いています。


この時期にふらつきや立ちくらみがあると、「熱中症かもしれない」と考える方も多いと思います。


もちろん、熱中症を疑うことは大切です。しかし、降圧剤を服用している方に、もうひとつ気をつけていただきたいのが、血圧の下がりすぎです。


暑い時期は、体の熱を逃がすために血管が広がり、血圧が下がる傾向があります。そのため、いつもと同じ量の降圧剤を服用していても、人によっては血圧が下がりすぎてしまうことがあります。


ふらつき、立ちくらみ、だるさなどがある場合には、熱中症だけでなく、血圧が低くなりすぎていないか確認してみましょう。


特に、収縮期血圧が100mmHg前後、または普段よりも大きく低下していて症状がある場合には、降圧剤の調整が必要になることがあります。


外来に来て頂いている患者様も、この時期だけ、減量したり、休薬し、秋に元に戻す方がいらっしゃいます。



この時期は、いつもよりこまめに血圧を測り、記録しておくことが大切です。


ただし、降圧剤を自己判断で減らしたり、中止したりするのは避けてください。


血圧が低い状態が続く場合や、ふらつき、立ちくらみなどの症状がある場合は、早めに主治医へ相談しましょう。


ご家族の中に降圧剤を服用している方がいらっしゃる場合も、ふらつきや立ちくらみがないか、血圧が下がりすぎていないか、気にかけてあげてくださいね。

 


 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。