病院に来られる方は、皆さん

 

「この不調をなんとかしたい」

とおっしゃいます。

 

当たり前です。


身体の不調をなんとかするために

病院へ来られるのですから。

 

 

 

でも、

「足の痛みが治ったら、何がしたいですか?」

と聞くと、

 

「別に何も。家で寝ています」

と答えられる方もいます。

 

 

車のタイヤがパンクして、

「なんとかして」

と言う。

 

でも、タイヤが直ったあと

どこへ行きたいのかが分からなければ、

修理することだけが目的になってしまいます。

 

「少し遠くへ買い物に行きたい」
「ドライブに行きたい」

 

そんな未来が見えると、

直す先の目的も見えてきます。

 

 

私も夫婦関係に悩んでいた時は、

「夫をなんとかしたい」

と思っていました。


そんなとき、
「夫と、どんな関係になりたい?」

と聞かれ、答えられませんでした。

 

 

子どもが不登校になったときも

「不登校をなんとかしたい」

と思っていました。

 


でも、
「子どもは何を望んでいるのだろう?」

と問うことが、

解決への糸口になりました。

 

(今朝の朝焼け)

 

「なんとかしたい」は、問題に意識が向いている状態。

「どうしたらいい」は、方法や正解を探している状態。

「どうしたい」は、自分の望みに意識を向ける問いです。

 

 

「なんとかしたい」と思うことは大切です。

そして、もう一歩先へ。

 

 

「良くなったら、何がしたい?」
「私は、どうしたい?」

 

その問いが、

身体や人生を動かす力になるのだと思います。

 

 

 

 

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野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。