右と左、間違えることはありませんか?
「次の信号を左に曲がって」 そう言いながら、手は右を指している。
そんなことはありませんか?
右と左は分かっているはずなのに、 とっさの場面になると、言葉と身体の動きがズレることがあります。
私も、助手席でナビをしている時に、 「次の信号を左」と言いながら、 手は右を指していることがあります。
頭では分かっているつもりなのに、 言葉と動作が一致しないのです。
こうした状態は、 「左右識別困難」や「左右盲」と呼ばれることがあります。
右と左がまったく分からないわけではありません。
普段は分かっている。
でも、急いでいる時、緊張している時、 とっさに判断しなければならない時に、 右と左の判断が一瞬あいまいになる。
言葉では「左」と言っているのに、 手は右を指している。
自分の身体の左右は分かっていても、 進行方向や相手から見た方向が入ると混乱する。
そんな形で出ることがあります。
これは「頭が悪い」とか、 「注意力がない」ということではありません。
脳の中で、 言葉、身体の感覚、空間の向き、相手への指示を 瞬時に結びつけるのが苦手なだけです。
だから大切なのは、 自分を責めることではなく、 自分の特性として理解すること。
ナビをする時なら、 「右・左」だけで伝えずに、 「運転席側」 「助手席側」 「コンビニのある方」 「川の方」 など、目印を使うのも一つの方法です。
「私は右と左が、とっさに入れ替わりやすい」 そう知っているだけで、 対策は立てられます。
気合いで直そうとするより、 分かりやすい言葉や目印に置き換える。
それもまた、自分を知ることの一つなのだと思います。
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