右と左、間違えることはありませんか? 

 

「次の信号を左に曲がって」 そう言いながら、手は右を指している。 

そんなことはありませんか? 

 

右と左は分かっているはずなのに、 とっさの場面になると、言葉と身体の動きがズレることがあります。 

 

私も、助手席でナビをしている時に、 「次の信号を左」と言いながら、 手は右を指していることがあります。 

頭では分かっているつもりなのに、 言葉と動作が一致しないのです。 

 

 

こうした状態は、 「左右識別困難」や「左右盲」と呼ばれることがあります。 

右と左がまったく分からないわけではありません。 

 

普段は分かっている。 

でも、急いでいる時、緊張している時、 とっさに判断しなければならない時に、 右と左の判断が一瞬あいまいになる。 

 

言葉では「左」と言っているのに、 手は右を指している。 

自分の身体の左右は分かっていても、 進行方向や相手から見た方向が入ると混乱する。 

そんな形で出ることがあります。 

 

これは「頭が悪い」とか、 「注意力がない」ということではありません。 

脳の中で、 言葉、身体の感覚、空間の向き、相手への指示を 瞬時に結びつけるのが苦手なだけです。 

 

だから大切なのは、 自分を責めることではなく、 自分の特性として理解すること。 

ナビをする時なら、 「右・左」だけで伝えずに、 「運転席側」 「助手席側」 「コンビニのある方」 「川の方」 など、目印を使うのも一つの方法です。 

 

「私は右と左が、とっさに入れ替わりやすい」 そう知っているだけで、 対策は立てられます。 

気合いで直そうとするより、 分かりやすい言葉や目印に置き換える。 

 

それもまた、自分を知ることの一つなのだと思います。

 

 

 

 

 

 

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野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。