認知症のリスク因子のひとつに、少年期の「教育不足」があります。
これを聞くと、
「学歴が低いと認知症になりやすいの?」 と思う方もいるかもしれません。
でも、大切なのは学歴ではありません。
ここで関係しているのが、「認知予備力」という考え方です。
認知予備力とは、簡単に言うと「脳の余力」や「脳の貯金」のようなもの。
同じように脳に老化や病気の変化が起きても、すぐに症状が出る人と、なかなか症状が出ない人がいます。
その違いのひとつが、脳の予備力です。
学ぶこと、考えること、言葉を使うこと、人と関わることは、脳の中にたくさんの回路を作ります。
回路が多いほど、脳の一部が弱っても、別の道で補いやすくなります。
だから、少年期の教育不足がリスク因子として挙げられているのです。
ただし、子どもの頃だけで決まるわけではありません。
認知予備力は、大人になってからも高めることができます。
本を読む。
人と話す。
文章を書く。
新しいことを学ぶ。
趣味を楽しむ。
社会とつながる。
こうした日々の習慣が、未来の脳を守ります。
認知症予防に大切なのは、学歴ではなく、学び続ける姿勢です。
いくつになっても、好奇心を持つこと。
考えることをやめないこと。
人と関わり続けること。
学ぶことは、脳を守ること。
今日からできる小さな学びを、大切にしていきたいですね。
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