私はこれまで、大きな病気をしたことがありませんでした。
学生時代、分厚い『内科学』の教科書を見ながら
「私は一つも病気をしていない。なんて幸せなんだろう」
そう思ったことを覚えています。
そんな私が、ある年の春、突然花粉症になりました。
家族でディズニーランドに行った帰りから、鼻水が止まらなくなったのです。
それ以来、毎年薬が手放せなくなりました。
心理学を学ぶ中で、私はあることに気づきました。
鼻は、“鼻が高い”、“鼻をへし折る”という慣用句が示すように
「プライド」や「自尊心」を象徴する器官とも言われます。
花粉症を発症した年を振り返ると、
長女の中学受験がありました。
第一志望に合格できなかったとき、
私は心の奥で「母親失格だ」と自分を責めていました。
表では「よかったね」と言いながら、
本当は深く傷ついていたのです。
カウンセリングでその感情を解放したとき、
不思議なことに花粉症の症状はその日のうちにおさまりました。
2月〜4月は、環境が大きく変わる季節。
身体は適応していても、心が追いついていないことがあります。
最近、出版オーディションに挑戦する中で
また少し症状が出ました。
他人との比較。
評価への不安。
「私は足りない」という古い思い。
ああ、ここだなと気づきました。
症状は、私へのメッセージ。
まずは 「私は今、何を感じている?」
そう自分に問いかけることから始めたいと思います。



