お正月に実家に帰った時、
お義姉さん(兄嫁)から、こんな話を聞きました。
「子ども達が家を出て、夫婦ふたりになってから、
ほとんど会話がなくなってね。
食事の後は、それぞれの部屋にこもってしまうの。」
実は、こうした話はとても多いのです。
子どもが家を出たあと、
「夫婦の会話が減った」
「一緒にいても、どこか距離を感じる」
そんな違和感を抱く人は少なくありません。
でもこれは、
夫婦関係が壊れたサインではありません。
子育てという大きな役割が終わり、
心にぽっかり空白が生まれる時期。
戸惑いや静けさを感じるのは、自然なことです。
分かってもらおうと急がず、
相手を変えようとせず、
答えをすぐに出そうとしない。
感情を“解決すべき問題”にせず、
人生の節目の揺れとして受け取ります。
実は、今年の3月に次女が大学を卒業し、
県外への就職が決まっています。
いよいよ、私たちも夫婦二人の生活がスタートします。
主人とは、趣味も価値観もまったく違い、
ほんの数年前までは「分かれたい」と思った時期もありました。
それでも今は、
子育てを終えたこのタイミングだからこそ、
新しい関係性を、もう一度ここから築いていけるチャンスと思っています。
夫婦は、同じである必要はありません。
無理に分かり合わなくてもいい。
それぞれが人生を生きながら、
隣に並び直すこともできる。
子どもが巣立ったあとの静けさは、
終わりではなく、次のステージへの入り口。
今は、少し楽しみな気持ちで、
この時間を迎えています。

