お正月に実家に帰った時、

お義姉さん(兄嫁)から、こんな話を聞きました。

「子ども達が家を出て、夫婦ふたりになってから、
ほとんど会話がなくなってね。
食事の後は、それぞれの部屋にこもってしまうの。」

 

実は、こうした話はとても多いのです。

 

 

 

子どもが家を出たあと、 

「夫婦の会話が減った」 

「一緒にいても、どこか距離を感じる」 

そんな違和感を抱く人は少なくありません。 

 

でもこれは、 

夫婦関係が壊れたサインではありません。 

 

 

 

子育てという大きな役割が終わり、
心にぽっかり空白が生まれる時期。
戸惑いや静けさを感じるのは、自然なことです。

 

分かってもらおうと急がず、
相手を変えようとせず、
答えをすぐに出そうとしない。

 

感情を“解決すべき問題”にせず、
人生の節目の揺れとして受け取ります。

 

 

実は、今年の3月に次女が大学を卒業し、
県外への就職が決まっています。
いよいよ、私たちも夫婦二人の生活がスタートします。

 

主人とは、趣味も価値観もまったく違い、
ほんの数年前までは「分かれたい」と思った時期もありました。

 

それでも今は、
子育てを終えたこのタイミングだからこそ、

新しい関係性を、もう一度ここから築いていけるチャンスと思っています。

 

 

 

夫婦は、同じである必要はありません。
無理に分かり合わなくてもいい。
それぞれが人生を生きながら、
隣に並び直すこともできる。

 

子どもが巣立ったあとの静けさは、
終わりではなく、次のステージへの入り口。

 

今は、少し楽しみな気持ちで、
この時間を迎えています。

 

 

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。