〜身体をあたため、免疫を整える冬の食べ方〜 

 

冬は、冷えや免疫の低下、乾燥など、身体に負担がかかりやすい季節。 

でも、食べ方を少し工夫するだけで、ぽかぽか温まり、風邪を予防する力を高めることができます。 

 

今日は、医師としての視点+東洋医学+分子栄養学をミックスして、 

冬にとった方がいい食事《5選》にまとめました。 

 

 

 

 

① 深部から身体を温める「根菜類」 

地中で育つ根菜は、“陽性=身体を温める力”が強い食材。 

 

● 大根・にんじん・れんこん・ごぼう・里芋 

→ 血流アップ、冷え改善 

→ 食物繊維で腸を整え免疫力も上がる 

 

れんこん(粘膜保護)・ごぼう(腸活)は特におすすめ。 

 

 

 

② 冷えを改善する「薬味パワー」 

薬味は“血管を広げる=体を温める”効果が高い。 

 

● 生姜(加熱で深部から温まる) 

● ねぎ・にんにく・玉ねぎ(アリシンで血流アップ) 

● 唐辛子(代謝アップ) 

 

おすすめは 生姜+はちみつ+レモンのお湯割り 

喉にも優しい冬の定番ドリンク。 

 

 

 

 

③ 免疫力を高める「発酵食品」 

腸は“免疫の7割”をつかさどる場所。 

 

● 味噌・納豆・キムチ・漬物・ヨーグルト 

→ 腸内細菌が元気だと、風邪をひきにくい身体に 

 

特に 「味噌汁を毎日1杯」 

これだけで冬の体調が変わります。 

 

 

 

 

④ 疲れを防ぐ「良質なタンパク質」 

冬は基礎代謝が上がるため、タンパク質が不足すると逆に冷えることも。 

 

● 鶏肉・豚肉・青魚・卵・豆腐 

→ 血をつくり、体温を維持 

→ 冬の疲労予防にも 

 

豚肉のビタミンB1、青魚のEPA・DHAは冬こそ役立ちます。 

 

 

 

 

⑤ 身体を整える「鍋料理」 

冬の完全食ともいえる鍋。 

 

● 温かい 

● 野菜がたっぷり 

● タンパク質豊富 

● 消化に良い 

● 水分も摂れる 

 

医師としてイチオシは 豆乳味噌鍋 

腸・免疫・女性ホルモンにバランスよく働きます。 

 

 

 

冬に避けたい食べ物(おまけ) 

・冷たい飲み物 

・生のサラダ(温野菜が◎) 

・砂糖のとりすぎ 

・小麦のとりすぎ(血糖値の乱高下 → 冷え) 

 

 

 

冬は、「体を温める」「腸を整える」がキーワード。 

ちょっとした食の工夫で、寒い季節もぽかぽか過ごせます💗

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。