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あなたの子は、あなたの子であるが、あなたの所有物ではない。 

あなたを経てきたが、あなたから来たわけではない。 

あなたと共にいるが、あなたに属してはいない。 

あなたは愛情を与えるが、考えを押し付けてはいけない。

なぜならば、彼らには彼らの考えがあるからだ。 

あなたが彼らのようになる努力をしたとしても、

彼らがあなたのようになるように仕向けてはいけない。 

 

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愛を紡いだ詩人、レバノン出身の詩人・画家、カリール・ジブラーン(1883年 〜 1931年)の詩です。

 

 

 

私は子供に対して、

「勉強しなさい」

「お手伝いしなさい」

「お片付けしなさい」

など、

 

いつもいつも命令口調で、コントロールしようとしていたことに気付きました。

私自身もそのように育てられたので、それが正しいと思っていたからです。

 

でも、間違っていました。

 

 

 

子供が不登校になって初めて気付きました。

それに気付いたからといって、すぐに手放せたわけではありません。

 

 

また、ついつい

「宿題やった?」

など言ってしまっていました。

 

 

 

ジブラーンの詩は、子どもを信じて「ひとりの人」として尊重することの大切さを、そっと教えてくれているように思います。

 

私がどうやって手放せたのかについても、少しずつ綴っていきたいと思います。

 

 

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。