女性は本当にたくさんの役割を担っています。
「女性として」「妻として」「母として」「仕事人として」…気づかないうちに、頑張りすぎてはいませんか?

 

 

私自身も、仕事と家事、育児の両立で苦しんだ時期がありました。


家事は妻の仕事と思い込み、仕事から帰るとすぐ夕食を作り、子どもの習い事の送り迎え、掃除や洗濯…。

そんな生活の中で、知らず知らず疲れ切ってしまっていたのです。

 

 

結果、子どもに怒ってばかり、夫にも優しくできない。

夫婦仲も悪くなり、「なんで分かってくれないの?」と心の中で思いながら、言葉にできず、子どもに当たってしまう…

そんな悪循環に陥っていました。

 

 

転機は、自分の“本当の望み”に気づいたこと。
「私も満たされたい」という想いを、少しずつ大切にするようになりました。

 

 

私は子どもと一緒に21時に寝て、朝3時に起きることにしました。

片付けや洗濯物を終えたあと、紅茶を入れて朝日を眺めながらホッとする。

その30分が、心をゆるませ、私を取り戻してくれたのです。

 

 

お風呂で好きな音楽を聴くのも良いでしょう。

30分が無理なら20分でも大丈夫。大切なのは「自分のための時間」を持つこと。

 

 

どうかあなたも、自分を満たす小さな時間を、日々の中に取り入れてみてくださいね。

あなたは1日の中で、自分だけの時間をどのくらい持てていますか?

 

 

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。