〜加藤直哉先生の死生学から学んだこと〜

 

先日、『医療のパラダイムシフトサミット2025』で、

加藤直哉先生がお話しくださった「死生学」の世界に、私は深く心を動かされました。

 

 

加藤先生は、
人は死を目前にしたとき「全人的苦痛(トータルペイン)」と向き合うことになる、とおっしゃっていました。

 

 

「全人的苦痛(トータルペイン)」とは?

  1. 身体的苦痛
     痛みや呼吸困難など、身体のつらさ
  2. 精神的苦痛
     不安、怒り、孤独、恐れなど心の苦しみ
  3. 社会的苦痛
     仕事、経済、家族、相続など現実的な問題
  4. 霊的苦痛
     「私は何のために生きたのか?」「死んだらどうなるのか?」といった存在そのものへの問いや死の恐怖

 

 

なかでも一番深いところにあるのが、霊的苦痛
この霊的苦痛こそが、やがて心を苦しめ、身体にまで影響を及ぼす・・・
そう考えると、普段からこの“霊的な苦しみ”に向き合うことの大切さが見えてきます。

 

 

死生学研究が教えてくれる「死後の真実」

加藤先生は、臨死体験や死後の体験を研究し、次のような“共通する流れ”を導き出されています。

 

🔹 死後:第一期

身体的な苦痛から完全に解放される。
痛みも、麻痺も、視力の障害もなく、完全性と心地よさを感じる世界。

 

🔹 死後:第二期

人は決してひとりで死なない。
先に亡くなった人や“ガイド”と呼ばれる存在が、にぎやかに迎えてくれる。

 

🔹 死後:第三期

トンネルや光、三途の川を通って、愛に満ちた場所へ向かう。
そこは、無条件の愛に包まれた、圧倒的に優しい空間。

 

🔹 死後:第四期

自分の人生を振り返る“走馬灯体験”が訪れる。
自分の言動が、どんな影響を他者に与えたのか
そこから「愛しなさい、学びなさい」という共通のメッセージが届くのだそうです。

 

 

 

「愛しなさい、学びなさい」

これは特別な誰かの話ではありません。

 

私たちが日々の暮らしの中で、
・お茶を淹れる
・家族を送り迎えする
・「ありがとう」と言う
・ペットの世話をする
・誰かの話に耳を傾ける
・相手を思いやって微笑む

 

…そんな小さな愛の積み重ねこそが、生きる意味そのものなのだと教えてくれます。

 



 

今を生きる私たちにできること

死生学が伝えるメッセージのひとつは、
「死後の幸せは保証されている」ということ。

 

だからこそ
生きている今、
身体的な痛みには医療の力を借りて、
精神的な苦しみには“霊的な理解”をもって向き合い、
家族や大切な人と、話しておくべきことを語り合っておく。

 

「死」を知ることは、「今を生きる」ことに繋がります。

 

 

 

さいごに

死は終わりではなく、新たな旅のはじまり。


そしてその旅路には、光と愛が待っている
そう知るだけでも、心は少し軽くなります。

 

日常の中に小さな愛を見つけながら、
今日も“今ここ”を大切に生きていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

『医療のパラダイムシフトサミット2025~死と通して“今”を生きる力を取り戻す~』

2日間で、累計2223名の方に視聴して頂きました。

 

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野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。