大切な友人が、天へと旅立ちました。

 

まるで『医療のパラダイムシフトサミット』の幕が閉じるのを見届けたかのように…
静かに息を引き取られました。

 

 

昨日はお葬式でした。
私は遠方のため参列できませんでしたが、同じコミュニティの仲間たちが、彼女との思い出の写真を持ち寄り、心を込めてコラージュを作ってくれていました。


写真一枚一枚に、笑顔とあたたかな記憶が詰まっていて、見ているだけで胸が熱くなりました。

 

 

彼女と出会ったのは、昨年の9月。
そのとき、私は人見知りもあり緊張していたのですが、彼女はとても気さくに声をかけてくれて…

その優しさにどれだけ救われたことでしょう。

 

 

その後、彼女はステージ4のがんであることを知りながらも、いつも笑顔で、周囲を気づかい、励まし続けていました。
心理カウンセラーの立場からすると、もう少しご自身を優先してほしい…と思うほどに。

 

 

最後に会ったのは、今年の5月17日。
その頃には食事も取れず、鼻から栄養を摂っていましたが、その日、彼女は舞台に立つために管を抜いて出演されました。

 


決死の覚悟で挑んだその舞台は、関わったすべての人の心を震わせる、魂のこもった演技でした。

帰り際、私たちはハグをして、しばらくの間じっと見つめ合いました。

 


私は「どうか最後まで、生きることをあきらめないで」と祈っていたけれど、
そのときの彼女は、もうすべてを受け入れ、静かな覚悟に満ちていたように思います。

 

 

お葬式では、たくさんのお花が飾られ、思い出の写真が温かく会場を包んでいました。
彼女の人生が、どれほど多くの人に愛され、祝福されていたかが伝わってきました。

 

 

きっと彼女も、微笑みながら安心して旅立たれたのだと思います。

心から、ありがとう。
どうか安らかに。

 

 

 

 

『医療のパラダイムシフトサミット2025~死と通して“今”を生きる力を取り戻す~』

2日間で、累計2223名の方に視聴して頂きました。

 

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野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。