2020年7月12日、奈々太郎が我が家にやってきました。
以来、奈々太郎はすっかり家族のアイドルです。

 

 

でも、私たちは共働きで、子どもも学校。
日中は奈々太郎がひとりでお留守番をしています。

 

特に最近はサミットの準備などで慌ただしく、散歩以外で遊んであげる時間が減っていました。

 

 

そんな中、昨日、少しだけ遊んでいたときのこと。
嫌がる奈々太郎を無理やり「ギュー!大好きだよ💕」と抱きしめると、
私の腕から離れた瞬間、なんと足を引きずり始めたのです。

 

 

左の前足がブラブラしていて、脱臼したのかと大慌て。
「遊んでいるときに引っ張ってしまったのかも…」

 


時計を見ればもう22時を過ぎ、動物病院は閉まっています。

「どうしよう…奈々太郎、ごめんね、ごめんね。」

 


明日は仕事も予定も詰まっているけれど、このままにはできない。
予定をキャンセルして病院に行こうと覚悟しました。

 

 

けれどその後、1時間ほど一緒にボール遊びをし、そばで寄り添っていると──


不思議なことに奈々太郎の足はすっかり元通り!

 

 

そう、奈々太郎は仮病を使っていたのでした(笑)

 

 

犬も仮病を使うんですね。

 

今朝の散歩後の奈々太郎

 

ホッとした気持ちと同時に、この出来事は私に問いかけてきました。
「私にとって本当に大切なことは何だろう?」
「優先順位は間違っていないだろうか?」

 

 

夫からも一言。
「俺が風邪ひいても休んでくれんやろ?」

──犬と張り合ってどうする、という話ですが(笑)


最近は夫だって少し淋しかったのかもしれません。

 

 

 

人も犬も、言葉で伝えられないとき、“体”を使ってメッセージを送ってきます。


家族が発している小さなサインに気づける自分でありたい。

 

 

そして、私は改めて思いました。
「予定よりも、家族が大切。」

これからは、もっと家族との時間を大切にしていきたいと思います。

 

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。現在、愛媛県松山市在住。

医師として30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(潜在意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。