こんにちは。野上徳子です。

昨年、たくさんのご縁に支えられて開催した
「医療のパラダイムシフトサミット2024」から、
早くも一年が経とうとしています。


あの2日間は、私にとっても参加者の皆さんにとっても、
“医療とは何か”“健康とは何か”を深く問い直す、
忘れがたい時間となりました。



そして、今年2025年――
新たなテーマで、再びこのサミットを開催いたします。


今年のテーマ
~死を通して“今”を生きる力を取り戻す〜



「死」という言葉に、私たちはつい目を背けたくなります。


でも実は、“死”に真正面から向き合うことで、
“今を生きる力”が湧いてくることがあるのです。


日々の忙しさの中で、
私たちは無意識に「生きる実感」を置き去りにしてしまうことがあります。


けれど、「限りある命」だと知るからこそ、人生は輝きます。


大切な人との時間が愛おしくなり、
自分自身の命の使い方にも真剣に向き合うようになります。


今年のサミットでは、
「死」に関わる医療、看取り、スピリチュアルケア、グリーフ、
そして“生ききる”ことをテーマに、各分野の第一線で活躍されている方々をお招きします。



なぜ今、「死」をテーマにするのか

コロナ禍を経て、
多くの人が「命」や「生きる意味」に向き合わざるを得ない時代がやってきました。


私たちは“生きている”のではなく、
“生かされている”のかもしれない――
そんな感覚を持った方も多いのではないでしょうか。


医療の現場では、どうしても“延命”や“治療”が中心になります。
けれど、本当に大切なのは「その人がどう生きたいか」、
そして「どう最期を迎えたいか」です。


今回のサミットでは、単に病を治す医療ではなく、
「その人らしく生ききる」ための医療、


そして“死を恐れずに今を愛する”という、
生き方のパラダイムシフトを提案したいと考えています。



最後に
私はこのサミットを通じて、
「死=終わり」ではなく、「死=生の鏡」だと気づける人が
一人でも増えたらと願っています。


そして、その気づきが、誰かの“今”をもっと豊かにし、
愛とつながりに満ちたものに変えていく力になると信じています。


詳細な日程や登壇者情報は、近日中に公式サイトやSNSでご案内いたします。
ぜひ、心に響くタイミングでご参加いただければ嬉しいです。

 

 

 



野上徳子(のがみとくこ)
内科医・心理カウンセラー
1967年生まれ、岡山県育ち。愛媛県松山市在住。

30年診療に携わる中で、昔から‟病は氣から”というように病気の原因は氣(意識)が大きく関わっていることに気付き、現在は、病気や生きづらさの中に生きる価値を見出し、本当の自分として命を輝かせて生きるサポートをしています。