保育者による園児虐待をゼロにする! | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

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今日の話題は

「保育士による園児への虐待行為」

「保育者の逮捕」

 

はじめに言っておきたいのですが

保育者にはすばらしい人がたくさんいます!

子供達を全力で保育をしている

すらばしい園もたくさんあります!

 

しかし、何か悪い出来事が起こると

その業界全体が悪く見られてしまいます

 

園児に対する虐待により保育者が逮捕される

このニュースを聞いて多くの人は

「なぜ近くにいる人は止めないんだ」

「なぜ同じ園の人は園長に報告しないんだ」

そんな疑問や義憤を持ったと思います

 

保育者が逮捕された件は

一緒に働いていた保育士の勇気ある行動があった事で

事が明らかになりました

 

と同時に、すぐに動かなかった

園長の価値観と人間性が問われました

 

園長だけではないです

副園長や主任、リーダーと呼ばれている方がいるはずです

私はその人たちに対して

いったい何をしていたの!と思いました

 

同じクラスで働く保育者の悪行の報告

園長や市への訴えがあった事は

一般の会社とは違って

とても勇気ある素晴らしい行動だと思います

 

逮捕された保育者は

忙しかった

コロナで業務が増えたと

言い訳をしていましたが

それは全国の保育園みな同じ事を要求されています

 

それが理由で虐待をした保育士は

いったい何%でしょうか

 

コロナじゃなくても

その園はいずれ虐待が表面化されていたと思います

 

保育士業界はとても狭い世界です

あの園で辞めさせられた人が〇〇園で働いている

とか

今度来る先生は以前〇〇園で働いていて

ちょっと気性の激しい人らしいよ

など、こんな情報はすぐに耳に入ってきます

 

今回の逮捕ですが

訴えた保育士さん

いまどうしているのでしょうか

同じ園でちゃんと保育しているのかな・・・

 

もし、事の大きさに辞めたとしたら

他の園では働くことが厳しくなると思いました

 

私がその人だったら・・・

 

辞めてしまうと新しく採用する園側は

あの園か・・・採用したらうちも何か市に言われるかも

もしかすると、他の人と仲良く働けない人かもしれない

と考え敬遠するでしょうし

 

一緒に働く人は

常に見張られて、告げ口されてしまう!

そんな人とは一緒に働きたくないと

思われてしまうかもしれません

 

本当に自分の事より、園児の事を考えての

行動だったと思います

 

想像しただけで鳥肌が立ちます

素晴らしい決断があったと思います

 

保育者なんだからそんなの当たり前だ!

子供が一番大事なんだから

 

きっとそう思う人が多いと思います

 

保育業界、保育者の世界は

そんな当たり前や正論、価値観、正義感が

簡単には通用しない世界に見えます

 

園で子供へ不適切な保育する先生に対して

周りが何も言えないって

その人はいったいどんな先生なのか

 

1年目、2年目はそんな事はしないです

もしそんなことをすれば周りは注意するはずです

言いやすいですから

 

では、周りが注意できない人ってどんな人なのかです

 

①経験が5年以上になり

若いのに仕事が出来ると一目置かれ

加えて

性格がきつく、発言が強気

先輩達は

相手の方が仕事ができるからと意見が出来ない

言ったとしても2倍、3倍の嫌な態度で返される

 

②大ベテランで経験が豊富
たいして仕事が出来なくても

経験が長いために口が出せない

子供にも口調がきつく職員からも嫌がられるが

遠回しに意見をしても相手にされない

 

そんな保育者がまだまだ保育園には存在するのです

 

狭くて小さな世界で「お山の大将」と「裸の王様」がいて

いわゆる思考と態度がジャイアン化された人が

「自分以外はみんなバカ」

だと思って大威張りで

勘違いしている人が現場にはいるのです

 

想像してみてください

ちょっと問題点を指摘したら

 

①フン!と嫌な顔をされ、その日から口をきいてくれない

②毎日あからさまに嫌な態度をされる

③声をかけても返事をしない

④相談も無く保育をすすめる

⑤不機嫌さを園児にも出す

⑥他のクラスの先生に悪口を言っている

⑦連絡がこない

⑧自分の担当する園児の面倒を見ない

 

こんな事が起こるのです

 

保育士不足により

退職も簡単に来月になど、そんな簡単には行きません

数年勤めてやっとお給料も上がって来たし

意見もとおるようになってきた

そんな環境を辞めて、またゼロからはやりたくない

 

だから黙って口をつぐんでしまう事があるのです

 

今回の逮捕は派遣職員も入っているという事が

日常的な虐待が想像されます

派遣職員は同じ仕事をしていても

「派遣は派遣」というラインがあります

 

それを飛び越えて職員と同じに

虐待を行っていたという事は

この園の組織が機能していなかったということです

 

①パート職員を含めて週一でクラスミーティングを行う

②月に1回は主任、副園長などを入れた面談を行う

③主任、リーダーは園内のラウンドを必ず行う

④主任は他のクラスに入って保育を行う回数を増やす

⑤複数の職員が必要なクラスは、毎年担当を代える

⑥見守りカメラを増やす

⑦研修は「人間性」を磨く内容を増やす

⑧マルトリートメント研修を必修科目とする

⑨問題発見、問題解決の研修を必修科目とする

 

最近は外部目線を導入する事が必要だ

という考えが出ていますが

「外部であればだれでもいい」わけではないです

 

他の園から「匿名」で他の園にチェックに入る事です

この方が効果があります

 

市役所の職員とか、県の職員が来ても

どうかなと思います

現場の事や、保育者の特徴を知らないのですから

 

最後に、保育業界と介護業界で

職員同士の不仲や利用者へのいじめや虐待が多いのは

なぜだと思いますか?

 

それは、ここには書けませんが

共通したある理由があります

 

それにより

「解決策」がいじめや虐待へと行ってしまう数が多いのです
そこをカバーする業務の進め方が

必要になってくると思います