激辛講師
ダメ出しの専門家 北村美由起です
今日の投稿は辛さ厳しく星☆☆☆☆4つです
最近の奨学金問題
奨学金を返したいけれど
今のお給料では返せない・・・
ネットニュースなどには若者の低賃金問題が
奨学金の滞納や自己破産を招くと言っています
アルバイトの掛け持ちが学業と両立が難しい
そんな事も言っています
本当にそうでしょうか
本当にバイトの掛け持ちは出来ませんか?
本当に低賃金だけが原因なのでしょうか
優秀な人材であるが、世の中社会全体が低賃金
なのか
能力不足があるために低賃金に就くしかなかった
どちらなのでしょう
私には医学部に通う大学3年の娘がいます
奨学金も借りています
娘は2つのアルバイトを掛け持ちしているので
見ていれば大変さはわかりますが
自分の周りの学生たちはみなそんな人が多いと言います
私はこの奨学金延滞問題には
奨学金の滞納ベスト10を見ると
そこに原因がはっきりとしていると思います
たとえで言うならば
近所で好きな時に、好きな時間友達と
楽しくサッカーをしていた人がいました
「プロになりたいです」とプロテストをうけましたが
どこにも合格出来ませんでした
その人は周りにこう言いました
「あ~世の中は選手があまっているから入れなかった」
「あ~世の中はやる気がある若者を採用しなかった」
「世の中は厳しい」と
私は以前県下最下位の県立高校に勤務をしていたので
偏差値の低い学校を卒業した生徒が
大学に行ってどのような状態になるかがわかります
国立大学に勤務をしていた時は
学生の提出物をチェックしないと
補助金を出してくれる国に提出出来ないという
現状も見てきました
文書が書けないのです
そして大学で学習面でフォローが必要な学生は
推薦で入ってきた生徒が多いです
推薦で入ってきた生徒は受験勉強をしていません
成績が良いから推薦なのではなく
センター試験を受けても合格できないから
推薦で入ってくるのです
「推薦で落ちたらどうしよう」という生徒に
「推薦で落ちたらセンターを受けて受験しなおしなさい」
と言いましたが
とはいってもそれが出来る生徒はいません
学生たちは自分の学習能力と
社会性などのコミュニケーション力が
自分にはあるのか無いのかを正しくは知りません
一つの目安になるものが「テスト」です
点数が取れれば学習能力がある
よって社会に出ても分析や問題解決が出来るし
言われた事の意味や目的を意識する事が出来る
採用してくれる企業もあると考えます
普通に一般職に就職をする学生は
就職試験に良く使われる「SPI」をすることが必要です
このSPIは少々勉強が必要です
工業高校などは高校で勉強する生徒もいれば
専門学校で就職試験用に使っているところもあります
国立大学では使用しませんが
就職をする学生は自分で買って読んでいる人はいます
当然ですが
このSPIレベルが解けることが必要です
大手や知名度の高い企業はこれが解けることが
採用の要求になっているからです
そんなものは必要ないという企業もあります
当然あります
肉体派体育会系は
「勉強できなくても良い、丈夫な生徒をよこしてくれ」
という社長さんがいます
しかし、生徒は「俺、体力ないです・・・」
「外仕事きついっす」とはじめから対象外としています
だったらどうするの!
勉強しない、体力ない
何もできなくても良いなんていう企業は
はたしてどれぐらいのお給料を社員に払うのか
厳しい言い方をしますが
入る時に難易度の高い企業はお給料も高いのです
難易度の高い企業に入るには
学生時代に勉強する事が必要です
奨学金延滞ベスト10大学をネットでも見る事ができます
偏差値はほぼ100%でBFなのです
奨学金延滞ベスト10大学(東洋経済独自調査)
1位 至誠館大学 偏差値BF
2位 鈴鹿大学 偏差値BF
3位 東大阪大学 偏差値BF
4位 沖縄大学 偏差値BF-35
5位 芦屋大学 偏差値BF
6位 日本経済大学 偏差値BF
7位 サイバー大学 偏差値ー(通信制)
8位 太成学院大学 偏差値35-37
9位 愛知文教大学 偏差値BF
10位 四日市大学 偏差値BF-35
BFとはボーダーフリーです
早く言えば来るものは拒まず大学という事です
偏差値がBFの大学に行って得られるものは何かを
保護者は真剣に考えなければなりません
また厳しい事を言いますが
BFのレベルなら働きながらでも自宅学習でも十分やれます
足りない部分は家庭教師をお願いすれば補えます
二部の大学、通信制の大学だってあります
そうしたら、大学のために借りた300万、400万が
必要なくなります
大学は勉強だけではなく
人との関わり、部活なども目的かもしれませんが
数百万を返して行けずに自己破産する事と
引き換えにしてまで必要かどうか・・・
もっと先を計算する事です
保護者は自分の子供が数百万を
返済する力があるか
またはその力を持つだけの可能性はあるのか
お金を借りるという事は
返すための準備が出来なければなりません
数百万を返すという事は
一か月にいくらを返済するのか
そのためには月にいくらのお給料が必要になるのか
その目的にかなう企業はあるか
その企業はどのような人材を求めているのか
そこに採用されなかったらどうやって返済をすればよいのか
私の知っている男性は昼間はサラリーマンとして働き
午後6時から10時まで飲食店でアルバイトをしています
時給は1300円×4時間=5200円それを平日3日
土日は8時間働いて月に10万円を稼ぎ
奨学金の返済は月に6万円を払っています
卒業生だった男の子は
新聞の奨学金をもらいながら大学を卒業しました
4年間毎日朝4時から新聞配達をして
彼は大学を卒業しました
また、卒業生だった女の子は
高校の3年間、毎日パチンコ店でアルバイトをして
3年間で300万円をためて
3年の専門学校に入り
その3年間もパチンコ店で働き卒業しました
本当に学びたい人はここまでやるのです
本当に学びたい人はおそらく
奨学金を返すために必死になります
私はこの奨学金問題を聞きながら
返す見込みが立てられない状態での
結果だと思っています
奨学金を借りたら
大学時代に返済を考えた4年間にしてください
しっかりとアルバイトをして接客スキルを身に着けるとか
(コミュニケーション力が求められます)
プログラムを身に着けて自宅で副業するとか
(根気が無いとできません)
宅建を取るとか
(勉強しないととれません)
何かを4年で行う事で、就職した後の返済に
ちょっと明るい光が見えてくると思います
奨学金はその人の学生生活を支えたのですから
それは返さなくてはいけないものです
ここは日本ですから
外国の大学の授業料無料システムと比べてはいけません
比べるならインド工科大学と比べるのはどうでしょうか
授業料他授業料も生活費も無料
しかしそこで学ぶ学生に求められるものは
奨学金延滞問題は
家庭、社会、学校教育の問題の統合だと思います
※中学生から大学生までキャリア講演いたします
この記事を読んで、関心のあるかたはご連絡ください
北村美由起