はじまりは、「あなたのために」 | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

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  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

激辛アセスメント講師 北村美由起です

 

昨日
友人が書き上げた本が届き
さっそく読み始めました


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小さな王女とライオンと小鳥が
旅をするお話なのですが
とても面白くて、ちょっと考えさせられる内容です

「あ、わたしもこんな事、思っていたな~」と
食の本来もっている意味や目的が
そこにははっきりと書いてありました



仕事柄
お店に入るとパパっと気になる事が
頭の中を駆け巡ります

 

どこへ行っても落ち着きません(笑)

 

ずっと前から思っていた事ですが
うどん、牛丼、コンビニなどの
簡単に入ることが出来て安いお店は
少々接客が後回しになっている気がします

接客が良くなくてもお客様が来ます
早い、安い、おいしいからでしょう

でも、安くておいしくて接客も良かったら
わずかな滞在時間がとても快適だと思うのです

 

うどんのお店に何度か行ったことがありますが
お店によって少々注文の仕方が違い
まごついてしまう事があります


そんな時に
店員さんがやさしく声をかけて教えてくれたら
なんて良いお店なんだろう!となりますが

なんなんだこの人は
という目線が痛いほど感じる時は

ここは二度と来るもんか!と思います

 

接客時の想定練習をしていないのです

お店には様々な人が来ます
こんな場合、あんな場合、どんな言葉をかけていくか
その点の想定練習がないんです

とても残念なことだと思います

 

食べるために来ているから
おいしいものを出すだけでいい
空腹を満たすだけでいいはず

ではなく
 

食べるとは

どのような環境で食べるのか
きれいな環境だったか

気遣いがある環境だったか

いらっしゃい! また来てね!と

本当にそれを感じる場所だったか

 

そこもプロとして提供することが出来たら

もっと楽しい食事の時間となると思います

 

嫌なら高いお店に行けばいい
そうでしょうか?

高いお金を出す場所しかそれが見られない
なんてことはないはずです
だって、接客は心の声ですから

相手に美味しいものを気持ちよく食べてほしい
相手にこの滞在時間を心地よいと感じてほしい
そういう心の声を表現すると接客になるのです

最近の日本はどこへ行っても
無表情で棒読みの店員さんが多いです

 

日曜日にブラっと入ったイタリアンのお店
女性の店員さんがとても感じが良かったです

いまどきこのようなお店で
こんな感じの良い若い店員さんがいるんだ
と、感心しました

 

しかし、料理を運んできた男性店員さんは
あらら・・・

まず私との距離が近すぎ
棒読み、表情が無い、声が小さい

 

先ほどの女性とはまったく違います

ということは

このお店は教育をしてスタッフを磨いているのではなく

 

もともとあの女性はクオリティが高く
そしてポテンシャルも高かった
だけなのかもしれません

クオリティが高く、ポテンシャルが高い人が
お店でテキパキと働いてくれると
お店では教育の必要性が薄らいでしまいます

しかし
その人が休みの時、または辞めたら
結局教育をしてこなかったつけが
ドカンと大きく跳ね返ってきます

 

美味しいものを、おいしそうに提供する
美味しいものは、快適な環境の中で食べる

それがお客様満足度をあげていくのです
そしてそれがいずれ日本を変える事にもつながります

日本はもっとあたたかくて
もっと人にやさしい国を
目指していかなければなりません
 

「あなたのために」
一人一人がその思いを持つ事だと思います