あなたが任されている事を教えてください | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

激辛講師
アセスメントのプロ北村美由起です

 

「君が任されている事は?」

 

と社長から聞かれて、社員は

なんと答えるでしょうか

 

春に入社して来る新人に
任せようと決めている事はありますか

 

時々耳にする若い人たちの声

「嫌な事は全部こっちに来ます」

 

仕事を任せる事で人は成長します

期待されていると感じ、チャレンジが出来ると

それをきっかけに大きく変わる事があります

 

しかし誰もが面倒くさいと感じるような仕事を
いつ卒業できるのかもわからないような

与えられ方をすると

 

俺はそんな存在か

私はそうみられているんだ・・・

やりたくないからこっちに回したんでしょ

と思い、一気に沈みます

 

やりたくないから

「押し付けられた」

「やらされた」と思うとやる気が無くなり

組織に不平不満が出てきてしまいます

 

私はチーム作りで

「清掃は全員で声を掛けながらやってください」

「模様替えは社員に決定権を持たせてください」

「女性はトイレ、給湯室と決めつけないで

全員でかかわる事が大切です」と伝えます

 

全員がかかわることで

社内のどこを誰がいつも清掃していたのか

どこが汚れやすいかがわかるようになります

 

社員の清掃の姿は会社の意識を表します

企業理念がそこに見えます

 

新人はそこでフォロー体制を感じます

 

しかし

つまらなそうに、面倒くさそうに掃除をしているならば

大事な何かを考えずに

ただやっているだけの作業です

 

企業にお邪魔すると

清掃が「当番制」のトイレはすぐにわかります

 

自主的に「トレイ担当します」と

手をあげた人の行う清掃は綺麗です

当番制と自主性ではまったく綺麗度が違います

 

「自分」にも「他人」にも

成長や立場が明らかになること

 

全体に「形」なってわかること

「自分」が明らかになる事

この承認が帰属意識を強くします

 

昔、私が新人だったころ

会社の食堂で夜に会社の管理者、教育担当を呼んで

よろしくお願いしますの思いを込めて

新人が企画する懇親会がありました

私はそこで先輩と一緒に司会をしました

 

春の新人歓迎会が終わったら

新人たちが企画して行う

「よろしくお願いします会」

こういった行事をやらせることはどうでしょうか

これもエンカウンターから考えた
集団作りの一つの方法です