激辛アセスメント講師の北村美由起です
先日お客様が
「会社が大きくなると、仕事が細分化されて
自分の仕事以外の事が見えなくなるんだよな」
そのとおりだと思いました
お客様の何気ない一言で
それをじっくり考えることが良くあります
大手企業になると
目の前の事をやる事が求められ
それ以外の事をやると
そのエリアの係長、課長の許可が必要になり
また、そのエリアの社員から「何やってんの?」と
侵入者のように嫌がられます
積極的に動いた結果悪く取られると
もうやらなくなるのは当然です
またお客様は
「こんなマネジメントの本の内容は大手向けの話し
うちのような規模の会社にはあてはまらない」
ともおっしゃっていました
たしかにそうです
なんとか自分のチームを良くしたいと
買って読んだ本がまったくわけがわからなかったら
買って読むなどしなくなります
管理者用のあるマネジメントの本は大手向けに書かれていて
規模の小さな会社には当てはまらず
ちょっと立ち読みした社長の仕事に関する内容は
中小企業向けになっていて
大手には当てはまりませんでした
当てはまる、当てはまらないがわからずに
本の内容をうのみにしたら
上手くいくわけがないのは当然ですが
それを判断できない管理者だったら・・・
怖いですね
きのう書いた内容に出て来た
4種類の社員 人罪、人在、人材、人財
大手になると
部、課の仕事の内容がはっきりと違い
忙しいからちょっと手伝ってとは
簡単にはできなくなります
簡単に手伝う事が出来るのは「作業」
DMのシールを貼るとか、イベントのチラシを折るなど
「作業」は手伝う事が出来ますが仕事は違います
また、部署に人罪がいてもそう業務に支障が無いため
心の中はムカムカしていても
「しょうがないよ、どこにでもああいう人はいるから」と
むしろその存在が認められているのです
気もちは人財として働いてほしいと思っていても
業務の現状が人在か人材で十分回るのです
だから「すみません、これって・・・」と
お客様から聞かれても
(それを私に言われても・・・)
(私の仕事じゃないし・・・)
(ここで言われてもそんな・・・)
会社の全体像が見えていない
自分の周りの業務の流れを知らないから
どこに聞けばよいかなど対応の仕方がわからないのです
会社の規模でルールが違ってきます
大手になればなるほどその人が出来る範囲
決定権のある項目が少なくなります
つづく