激辛講師
アセスメントのプロ北村美由起です
「離職を防ぐ対策」は出来ていますか?
最近良く聞くお話に
「新人の離職が怖くて気を使う」
会社としてはせっかく採用したのに
すぐに辞められたら困ります
かなり昔、私も新人だった時
新人研修で、
新人一人にどれだけの経費が
かかっているかを聞かされました
私が勤めた会社は
有名デザイナーがデザインした制服と
2か月続く研修と
随分と経費がかかっていたようです
まず離職を防ぐには
離職の理由としあげられるベスト3を知る事です
入社して3年以内に仕事を辞めてしまう人の離職理由
・もっと良い仕事があると思う
・この仕事は自分に向かない
・必要とされていないように思う
という理由があげられています
この理由の大半は自分です
自分の事がよくわからなために起こる事が多いです
そして最近は
・先輩が怖くて仕事を聞けない
・会社のルールが厳しい
・フォローがない
これは社内システムの改善が求められる内容です
ですから、入社したら新人の研修期間に
ぜひやってほしい事の一つが
「自己分析」です
若い人がいう仕事に向くとか、向かないは
性格上のことをいっている事が多いです
しかし
本人が知っている長所短所などほんのわずかです
生きるって
自分の長所を出せるから生きている実感があるわけで
新人に常にダメだし、注意指摘ばかりでは
自尊心も粉々になります
自分の性格から、仕事をするうえでの
発生する可能性がある問題を
事前に知っておく
事前に問題に対する回避方法を教えておく
これで随分と構えが出来て来ます
新人育成は、交通ルールと同じように
社内ルールと、社会的ルールを守らせながら
その中で個人の良さを発揮できる環境を作る事が必要です
一生社会で働いて生きていくのですから
あまり社会を絶望させないことが
今の新人育成には求められてきます
社会って大変だけど、がんばれそう
この会社で頑張りたい
(帰属意識)
この会社は新人を育てるシステムがあるんだと
はっきりと見える化することが必要です
大事な新人
大切な人財と言いながら
それを新人が実感できないから辞めたくなるのです
組織には4つのジンザイがいると言われています
1.人財:優秀な社員、絶対やめられたら困る
2.人材:普通の社員
3.人在:いるだけ社員、言われた事はやる、言われないとやらない
4.人罪:言われた事も出来ない、やらない
この4種類のジンザイは離職理由が違います
4.人罪は
・職場になじめない(コミュニケーションスキルの欠如)
・自分に向かない(不完全な自己分析)
・周りに迷惑をかけていると感じる(社会性の欠如)
3.人在
・仕事がつまらない(自発的、自主的な動きがない)
・やりがいがない(仕事の目的、意味がわかっていない)
・仕事の出来る人がいないから自分が大変(他力本願)
2.人材
・他の仕事も試してみたい(好奇心)
・可能性を見たい(成長意欲)
1.人財
・その他一同にされる(差別化の期待)
・もっと給料の高い所に挑戦したい(報酬欲)
・決定権が無く、任せてもらえない(自己評価の高さ)
・今より難易度の高い仕事をしたい(チャレンジ)
・もっと組織に影響を与えるような(トップ思考)
大きなものが動く仕事がしたい
このクラスは自分の希望がとおらないとわかると
やりたい事をやらせてもらえる可能性の高い会社に移るか
独立をして自分で仕事をします
新人の中にも人財予備軍がいます
その新人を離職させないためには、早くに能力を見抜き
時がきたらきちんと対応すると
「気づいている」事を知らせる事です
新人の育成は外部研修と内部研修システムとプログラムの
マッチングが必要です
年間をとおして、新人の育成をすることが
いまの時代の社内の課題となっています
エンカウンターを使う
TAを使う
イベントを担当させるなど
社内にどれだけの対応策
用意されていますか