嫌われる条件 | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

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  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

高飛車子です


3月にブログを書き

あっという間に5月が終わろうとしています


早い・・・


年を取ると、月日が経つのが早いと言うけれど

いやはや

早い早い


今日は

「嫌われる」事について書いていきます


研修をしていると主任、管理者の方で

「言わなければならない事をいうと嫌われますよね」

「嫌われる事を恐れちゃいけませんよね」と

そんなことを言う人がいます


たとえば

もし自分が管理者で

もし部下から嫌われていると思うなら


管理者になったから嫌われたのか

管理者になる前は好かれていたのか


管理者になり

注意指摘をし、改善点をはっきりと言葉にすると

嫌われるって、本当にそうですかね?


スポーツで考えてみると


自分が

全国大会で優勝を目指すチームの一員だとしたら


当然、優勝を目指すようなチームなら

コーチや監督は厳しい人でしょう


あーだこーだと

厳しい事を毎日言われます


そのコーチと監督を

「選手は嫌いますか?」


強いチームであればあるほど

厳しくものをいう人が求められてくるのではないでしょうか


では厳しいとは?


厳しいとは

脅し口調とべらんめえ口調

アホ、ボケ、クズ、能無し、無能!と

次から次へと責め立てる事が厳しいのでしょうか


違いますよね


厳しいとは

少しのゆるみも許さない

いい加減な対処が許されない

見逃さない事、大目に見ない事です


ですから

暴言や脅し、威圧的な責めは

厳しさとは違います


厳しい人が嫌われるのではなく

嫌われる人は

仕事以外の、人として嫌な部分が出ていたのです


それが嫌われているのであって

管理者になってはっきり言うようになったからではありません


管理者という立場で


指示命令の口調が喧嘩ごし

暴言で責める

見下して話しをし

小ばかにするような返答ばかり


突然怒鳴るから理由がわからない

言っている事、価値観に一貫性がない

常に不機嫌で話を聞かない

力づくで話しを進めようとする

機嫌が良い時は突然調子が良い

いざという時に決断しないで部下にふる

責任の所在を自分以外で探す

「任せた」といって逃げる


身に覚えがあれば

これでは管理者じゃなくても嫌われます

はっきりとものを言うから嫌われるのではなく


そんな部分が嫌われるのです


チームとは

結局は人と人が集まったものです

人には感情があります


ですから

立場が与えられたら、それに相当する人間性を

部下が期待するのだと思い

管理者としての日々研鑽の生活が

始まるのだと考えて行かなければならないのです