「仕事が出来る人」は球筋を変える | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

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  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

高飛車子です


会話のキャッチボール


私はこの言葉があまり好みではありません

先日参加した勉強会で気付いた事があります


ちょっと想像してみてください


誰とキャッチボールをしたら楽しいですか?


Aさん

頭の回転が速くてせっかちで、論理的な話し方をする人

Bさん

話し方がゆっくりで感情の説明が多い人


キャッチボールをした場合

Aさんは

球のスピードが速く、変化球も投げる

Bさんは

球のスピードが遅く、変化球も無く

エラーばかり

距離も届くのか届かないのか予測できない


当然最初はAさんがBさんの

とりやすい球を投げる事になります


そのうちAさんは面倒くさくなり

Bさんとのキャッチボールを嫌がります


Bさんは努力して筋力トレーニングと

キャッチボールの練習をしないと

Aさんとのキャッチボールを再び行うことはできません


Bさん

「ちょっと聞いてくれる!

Aさんっていつもわたしがとれないような球ばっかり投げて

私の事いじめるんですよ!

ひどいと思いませんか

もうちょっと優しい球を投げてくれたっていいじゃないですか」


そうそう!Bさんには全く同情します


え?なぜ同情するのかって?


Aさんはお客様だからです


お客様の投げる球をキャッチできない

お客様の懐に届かない


Bさんはいつまでたっても受注が出来ません

だから同情するのです


Bさんは自分の

個人能力の向上が必要であることに気づき

全力でトレーニングをしなければなりません


キャッチボールが楽しいのは

自分も投げたい球を投げ、相手も投げたい球を投げる

ちょっとづつスピードがあがってもついて来る

「よーし、今度は!」とちょっと相手のレベルをくすぐる


共にワクワクがあるから楽しいわけです

早い人が常に遅い人のスピードに合わせる事は

感情の苦痛が伴います


出来る人が相手に合わせるというのは

子供の世界とアマの世界


出来ない人が出来る人に追いつこうとする

それがプロの世界


そんなことを強く感じた高飛車子でした