部長、それでは部下が育ちません | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

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  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

高飛車子です


教育の三原則をご存知でしょうか


教育とは


1.事実にもとづくこと


2.心に知識への渇望を目覚めさせること 


3.確固としたバランスのとれた心の維持


これが教育の三つよりの綱となるのです



1.事実とは

教育者の経験、正確な知識

正確な情報、公平に比較検討するフィールドがあること



2.知識の渇望

その続きは?それからどうなるの?

ワクワクする物語が途中で終わってしまった時のように

その先を知りたいと渇望する気持ちを持たせること

それが探究心となるのです



3.バランスのとれた心の維持

教育は場所や出来事には左右されない

首尾一貫とした信念と覚悟が必要です


バランスとは、偏らないこと

気分で左右されないこと

思いつきで動かないこと

維持とは常に、ずっと続ける事を意味します



最近の若い人・・・

この言葉で惑わされてはいけません


若い人であろうがなかろうが

身に着けることは同じであり

教育の方法は変わらないのです



ただ、工夫は必要です



自分の若い時を思い出し

自分がどんな時に「もっとうまくなろう!」と思ったのか

自分がどんな時に「この上司はアホか」と思ったのか


その気持ちは経験として役に立つはずです


1.を今日は考えてみますが


事実を教えられない上司がいます


「なんかそうらしいよ」

「たぶんそうだと思うけど」

「おれはよくわかんないけどね」



また


「・・・・という話です」

「・・・・という噂です」



「なんとなく〇〇かな~?って」


それが上司のセリフでしょうか?

部長、それでは部下が育ちません!



私にも忘れられない上司がいます

K山さんとおっしゃる男性です


人付き合いはあまり得意ではない方でしたが

質問をすると、自分も知らないことはとことん調べる人でした


日常会話でも知らないこと、疑問点はすぐに調べる人でした


その調べ方が1.早い 2.広い 3.深い 


そして、私が知らないことは

「調べて準備して来てください」と

改めて答えさせる場を作ってくれました


事実にもとづく話をすること

それが上司の役割であり、部下教育であり指導です


上に行けばいくほど、年齢が上がれば上がるほど

部下に事実を伝えられることが必要です


新入社員のうちから事実にたどりつくことの大切さ

事実を調べ話す技術を


身に着けさせるトレーニングが大事です