部長、それでは部下が育ちません! | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

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  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

高飛車子です



昨日は教育の三原則を書きました


1.事実にもとづくこと
2.心に知識への渇望を目覚めさせること 
3.確固としたバランスのとれた心の維持



2. の心に知識への渇望を目覚めさせること

そのためには


知識の出番を作ってあげることです



私は学校教育は学力の基礎として

絶対必要だと思っています


私たちは計算する力、読む力、伝える力の基礎の

大部分は学校教育から身に着けたはずです


では、どうして義務教育を終えると

学ぶ人、学ばない人にわかれてしまうのでしょうか



それは

1.勉強は嫌いだ

2.知識などなくても生きていけると思う環境

3.学びを披露する場所がない

というのも原因です


学びは披露する場所が必要です

知識を使ってスパーリングする場所が必要なのです



例えばスポーツもそうです

一人で練習して一人でタイムを計って

おもしろいわけがありません


バスケットを毎日練習して

フリースローが20本連続で入っても


それを毎日誰も見てくれなかったら

その技術を誰にも見せる予定さえもなかったら


それは楽しいでしょうか?

誰かに見せる、見てもらえる、評価される、褒められる


だから練習するのですよね?



そしてもっとうまくなる方法をアドバイスされ

ちょっと改善した上手さが感じられたら

ますますやる気になるのではないでしょうか


知識も同じです

成功体験が必要です



職場には休憩時間、昼休み、飲み会など

人が集まって話をする機会はたくさんあります


そこでだまって部下に話を聞かせるだけではなく

話をさせる場を作る事です


上司の話はためになる!


これは黙って聞いているからだけでなく

参加しているからこそ感じるものです



上司と話をするときは

話についていけなくてドキドキするものです


まだ世の中の事をあれこれ弁じる事のできない部下を

「おまえは相手にならない」と


蚊帳の外におくのではなく

部下にも質問し、どう思うかを聞く


知らないというならば

「〇〇の本を読むと良い」と参考資料を教える


そんな環境をつくっているでしょうか?



知識を知恵にするすべを学ぶと

人は「なるほどーーー」とお得感を感じるものです


「この人と話をするとためになる」

「この人からもっと学びたい」


それが一足先に大人になった

上司の役割です



好きな事には自分で取りかかれますが

そうでない内容に関しては

きっかけがないとなかなか調べようなどとは思いません


誰がその話をして

相手の探究心をくすぐる事ができるのか


話し手、巻き込む側にも技術が必要です


一方的に話す政治や社会論と

毎日ゴルフの話ばかりでは



部長、それでは部下が育ちません!