仕事に男も女もない | ダメ出しの専門家・激辛講師北村美由起

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  鉄は鉄で研がれ人は人で成長する

高飛車子です音譜



いまや夫婦共働きなどめずらしくない時代

子供を育てながら共働きも多い


女性が多く務める会社は

子育てと両立できるようにさまざまな配慮が設けられている


病気の子供を預かってくれる小児科があったり

親の帰りの遅い子供を預かってご飯を食べさせてくれる

家庭的なシステムもある


女性は働きやすくなっているかもしれない


しかしまだまだ

大抵の家では子育ての分担は母親が引き受け

父親は安心して仕事をする?という事が多い


女だって安心して働きたいですよね\(*`∧´)/


働くママたちの参考になるかな?

そう思って私の子育てと仕事の両立の経験をちょっと書きます


小さな子供は急に熱を出す

朝体調がすぐれなくても言葉に出せないこともある

冬になると下痢が続く


朝、なんか変だな?と思ったら

案の定昼前には勤務先に保育園から呼び出しが来る

熱ぐらいなら保育園んで寝て待っているので

折り返し休み時間に電話を入れて迎えに行く


ケガになるとそうは行かない

授業中でも電話を取った人があわててノックをして入ってきて

メモを渡す


一度息子が気を失い倒れて顎を床に打って

病院で3針縫ったことがある


気丈な私は義姉に電話をして病院に行ってもらい

私は授業が終わってからかけつけた

すごい包帯姿に驚いた


保育園、家もはじめは私だけがお迎えに行っていた

けれど

私にも仕事に責任があり目標がある


テスト試験、検定合格を目指すとなると補習もある

お迎に間に合わないことも出てくるようになる


勤務していた大学の近くの保育園は夜7時まで預かってくれて

軽い夕食を別料金で出してくれ本当に助かった


しかし

年中さんで引っ越した自宅近くの保育園は夕方5時まで

うっそ!じゃー仕事できないでしょ!叫び

5時までということは4時過ぎたら仕事を終えて

迎えに行かなくてはいけない


そんな早く毎日仕事を終えることなどできない

その時は

子供のお迎さんを雇うことにして問題は解決した


知り合いの女性に保育園に迎えに行ってもらって

自宅の中まで送り届けるという仕事です


1時間ぐらいは子供が一人になるので

なんとか園長にお願いして6時まで延長保育ができるようにしてもらった


そしてお迎さんには6時に迎えに行ってもらって

自宅に届けてもらうようにした


5時20分に授業が終わって猛ダッシュ!の毎日

でも6時にしてもらって助かった

言ってみるもんです


平日に行われていた運動会やお遊戯会も

土日に変更してほしいとさんざんお願いした


働くから保育園に預けるのに

平日に行事はないだろ。。。


すぐにそれも土日へと変更になった

やっぱり言ってみるもんです



いつもいつも思っていた

なんで私だけ?

なんで?


これはちょっと違うぞ!

そう思うようになった時に夫に言ってみた


「子供の緊急時は交互にできない?」


夫は


「自分が好きでやっている仕事だろ、俺に迷惑をかけるな

 お前が仕事をしなくても家はなんとかやっていける」


女の仕事など

女の職場での責任など


こんな程度にしか思ってもらえない

ましてや夫は私より一回りも上の人

はなから相手にされていない


その頃の上司は奥様が派遣で働いていて

子供を保育園に預けていた


「女性も仕事を持ったほうが良い

働いたほうが視野が広がるし世界が広くなる」


そう言った言葉が忘れられなかった

この違いはなんだろう


どうして同じ男性でも

こんなにま逆な考えができるのだろう


聞いてみた

「子供が具合の悪い時は誰が面倒を見るんですか」


「二人で見るよ」


二人か・・・

だんだんと自分がみじめに感じていったことを覚えている


どうして私は夫に「子供のことお願いできますか?」って

お伺いを立ててお願いしているのだろう



我が家、その頃はまだ私も反抗する力もなく

夫に迷惑をかけまいと

ただただ私の両親の協力を得て子育てと仕事をこなした


子供がインフルエンザになると

私は実家に子供を預けて仕事が終わると実家へ行き泊まり

朝、実家から仕事へ向かった


母はいつもそんな私にお弁当を持たせてくれた

申し訳ない

そう思いながらでも頼ることができるのは両親しかいない


随分と助けてもらった


夫へはじっくりと話す時間を作った

少しづつ理解をしてもらい

私の仕事観を聞いてもらう時間を作った


その本気の態度が夫を変えていったのだと思います

仕方がない俺もやるか・・・


努力の甲斐あって子供の緊急時のお迎は

一カ月ごとに交代の当番制にした

子供の緊急カードの


第一連絡先は夫の携帯

第二連絡先は私の携帯

第三連絡先は実家


こうなるまではかなりの年数がかかった



企業研修をしていると当日欠席する女性がいます

ほとんどが子供が具合が悪いからということですが


子供は自分では何もできないから

親が看病するのは当たり前かもしれません


でも

この研修は一生に一度かもしれない

この研修はもう二度と自分は受けられないかもしれない


そう思うなら

なんとか夫にお願いすることはできないだろうかと思うのです


まずは夫に

「私も仕事をするうえで今日の研修はどうしても参加したい

 だから今日は子供をお願いできませんか」


そうお願いしてみたらどうでしょうか?


初めから諦めるのではなく

まずはお願いして自分の気持ちを伝えること


仕事に男も女もない


あなたが仕事を大事にするのと同じように

私も大事にしている


だから今日は交代してほしい


それでもダメなら仕方がない

でも、はじめからあきらめてはいけない


私が初めて朝倉千恵子先生 と出会ったあの講演会の日

小学4年だった娘が40℃の高熱を出していた


家族に預けて病院に連れて行ってほしいとおいてきた


電話がくれば気になって講演に集中できない

トイレで見かけた朝倉千恵子 という女性に一目ぼれした私は


どうしても話を最後まで聞きたかったから

私は家へ帰ると言う選択肢はなかった


私は携帯の電源を切っていた


残酷ですか?非情ですか?


私はそうは思いません


子供の熱はなおるけれど

朝倉千恵子 という女性の講演はこれを逃したら

次はいつ聞けるかはわからない


きっとこの話は私に何か影響を与えるに違いないから

根拠などない直感でしたが私はそう決めていた


結果私の選択は正しかった


妻の本気な態度

妻の本気の姿勢がないと


変わらない夫もいる

もちろんすべての人と言う話ではないが


まだまだそんな男性もいる

妻の決意と本気の姿が夫の気持ちを変えていく


仕事に男も女の無いのだから

子育ては二人でするもの


・子供と仕事はわけて考えること


・ついでの仕事をしないこと


・主婦仕事で満足しないこと


仕事の約束をするときは


「子供のお迎があるので3時まででお願いします」

と言っていたならば


「打ち合わせは3時まで可能です。

その後に予定が入っていますのでその時間帯でお願いします」



「その日は運動会の振り替えで子供が休みなんで

別の日にお願いします」

と言っていたならば


「その日はすでに予定が入っております

来週の○曜日にしていただく事は可能でしょうか」


という表現に変えてみてください

子供がいることを前面に出しても誰もそれで配慮などしてくれません


むしろそれに甘えないことです

家ではどんちゃん騒ぎで子育てをしても

外にはそれを見せない


それが先輩ママからのアドバイスです



※背伸び呼吸健康法三日目

~激辛講師北村みゆきのセレンディピティ~ 

北村みゆき