人間は水と空気がなければ生きていけない
そしてもう一つストロークがなければ成長しない
ストロークとは撫でる・さするなどのように
直接触れるコミュニケーションのことをいいます
E・バーンは「あなたがそこにいる事を知っている」という
存在認知の刺激の一単位として使いました
(存在認知とは良い存在、悪い存在の両方が含まれます)
人はよいストロークをもらうことができないと
悪いストローでさえも欲するようになります
良いストロークとは
(撫でる、さする、抱きしめる、微笑む、褒める)
悪いストロークとは
(つねる、殴る、叩く、暴言)
たとえば子供が母親の注意を引くために悪さをして叱られる場面を想像してください
叱られるということは認知されている証拠であって
そこにあなたがいるとはっきりと認めている証拠です
親が子供に呆れて
叱られることさえしなくなればそれは子供にとっては“無”
存在認知がないことを指します
無とは叱られるよりもずっとストロークのない状態ですから
人間にとっては耐えられない状態だといえます
ストロークをたくさんもらって育った子供は
大人になったときに誰かのために
ストロークを与える存在になることができます
しかし、子どものころに満足できるストロークをもらう事が出来なかった子供は
ハンガーストローク状態になり
他人にストロークを与えることが苦手で、
また自分がストロークを快く受けとることができない場合があります
褒められることが苦手、褒めることが苦手・・・
そんなことはないですか?
交流分析ではこのほかに言語で交わす言語メッセージと
表情・動作・態度・声の調子などの非言語メッセージがあります
身体を維持するために栄養が必要なのと同じように
ストロークは心の栄養素として不可欠なものです。
「人は何のために生きるか、それはストロークを得るためだ」E・バーン
ストロークがないと人は心身の健康を保つことができません。
子供などは成長ホルモンが止まってしまう事もあるのです
実際発展途上国の孤児はみな体が小さく知能の発達も悪い状態がみられます
人それぞれほしいストロークは違うかもしれません
小さな子供ならば抱きしめてもらったり、撫でてもらうことが一番うれしいでしょうし
小学生ぐらいになれば今度は言葉で褒めてもらうことに喜びを感じるかもしれません
褒めるポイントは
マッチングとタイミングです
あなたはどんな褒め言葉、褒め行動がお好きでしょうか
どんどん褒めて他人にも自分の心にも栄養を与えてください♪