生産的で心地よい対人関係を築くためには
自分の会話のやりとりの傾向を知ることが大切です
誰にでも会話には癖や傾向はあるものですから心配する必要はありません
交流分析ではその対話をわかりやすく理解するために
刺激(S)と反応(R)という記号と図で表現をし分析しやすいようにしています
会話をしているときの自分の心の状態はどうだろうか・・・
言葉には心が隠れています
実はこれがとても重要な部分なのです
交流分析では思考・感情・行動の基になっている心の状態を
「自我状態」と呼んでいますが、会話の上手な人はこの自我状態を
とてもうまく利用しているといえます
(自我状態をP・A・Cで表現しています)
対話は大きく分けると下記の3つのタイプに分けることができます
相補交流
刺激する側の期待どおりの反応が返ってくるので理論上は会話が次から次へとつながる
交差交流
刺激する側の期待に反して予期せぬ反応が返ってきて話が中断したり途切れたりします
裏面交流
物事を率直に話さないとか、言葉ではあることを言いながら、実は言葉の裏で別のことを発信している
自分が発した言葉はP・A・Cのどの位置から発したものだろうか・・・
これを知ることによって対話の癖や傾向を知ることができるようになります
そして相手はその答えをP・A・Cのどの位置から返したのだろうか・・・
自我状態を理解することは交流分析の一番重要な部分を理解するといえます
次回は自我状態を説明しながら
もうすこし対話分析に触れたいと思います