今夏の市場が閉幕し、一先ずは26-27シーズンに臨むメンバーが確定したため、今年も2つ以上の国籍を持つ若しくは他国にルーツがある選手たちについてのまとめ。

リバプール公式ウェブサイトに掲載されている選手たちと、加入が内定している選手たち44名を5回に分けて紹介します。

訂正や追加など、情報をお持ちの方はXやこの記事のコメント欄にて教えていただけたらと思います。

その①、その②、その③はこちら。








コーネル・ミシュール(19歳/GK)

国籍:ポーランド、イングランド


イングランド北部ノースヨークシャーのスカボローで生まれたが、両親がともにポーランド人のためポーランド国籍を保有。

イングランド代表の資格もありながら、世代別代表は常にポーランドを選択。

リバプールとポーランドと言えばデュデクの存在が有名だが、やはり今でも人気が高いらしく、リバプールと契約した時に一番印象に残っているのは『デュデクと会えたら写真を撮ってきて!』と家族に言われたこととリバプール公式の特集記事にて語っている。




ジョー・ゴメス(29歳/CB)

国籍:イングランド、ガンビア


イングランド出身の母親とガンビア出身の父オーガスタスさんのもとに生まれたため、両国の国籍を保有。

オーガスタスさん曰く、チャールトン所属時にガンビア協会から接触があり、父親としては母国の代表としてプレーしてほしいという気持ちがあったとアフリカ系のメディアでコメント。

実現しなかったのは怪我をした際の保険料を負担できるかとチャールトンが尋ねたところ、ガンビア協会からの返答がなかったためであり、ジョー自身が断ったわけではないとも語っている。




ミロシュ・ケルケズ(22歳/LSB)

国籍:ハンガリー、セルビア


セルビア北部ヴォイヴォディナ自治州の街ヴルバスでにてセルビア人の両親のもとに生まれたが、国境を接するハンガリー人の住民も多い街である。

ハンガリー出身の祖母の願いもあってハンガリー代表を選択しているが、BBC曰く『セルビア協会があまり積極的ではなかった』と語った父セバスティアンさんに対し、セルビア協会は『出来る限りのことをした』と反論。

実は、10歳でヴルバスの地元チームからラピッド・ウィーンに加入したあと、16歳でホードメゼーヴァーシャヘイに加入するまでハンガリーに行ったことがなかった。




ジョー・ブラッドショー(18歳/RWG)

国籍:イングランド、アイルランド


家族に関する詳細は不明ながら、生まれはイングランド北部グレイターマンチェスターの街ボルトン。

古英語でbradは「広い」、shawは「茂み」、組み合わせて「広々とした茂み、森」という意味になり、ランカシャーやウェストヨークシャーの特定の地域を指す言葉だったが、この苗字を名乗っていた多くの人物が17世紀頃にアイルランドに渡ったとされる。

2023年1月にU-15アイルランド代表でプレーしたが、同年2月にU-15イングランド代表、8月にはU-16イングランド代表でプレーした記録がある。










マックス・ホーキンス(17歳/CMF)

国籍:ウェールズ、イングランド


プレアカデミーからリバプールに所属し、15歳でU-18チームデビューを果たした逸材として知られている。

家族に関する詳細は不明ながら、生まれはウェールズとされているため、両親のどちらか若しくは双方を通じてイングランド国籍を保有していると思われる。

世代別代表は常にウェールズを選択しており、2023年10月にU-15ウェールズ代表に招集されて以降は2024年10月にU-16、2025年9月にU-17と順調にステップアップ。




AJイェグオ(17歳/AMF)

国籍:イングランド、ポーランド
ルーツ:ナイジェリア


ポーランド生まれであり、フルネームはエイデン・イェグオ=トマショヴィチ。

2024年5月にU-15ポーランド代表として出場したが、2025年11月にはコートジボワール、アメリカ、オーストラリアと対戦するU-17イングランド代表に招集され、コートジボワール戦で70分間プレーした。

詳細は不明ながらナイジェリア系の血を引いているため、ナイジェリア代表も選択可能。




ジョシュ・エイブ

国籍:イングランド、ナイジェリア


イングランドに生まれ、4歳からリバプールのアカデミーに所属しているが、両親の国籍からナイジェリア代表資格も保有。

ただ、本人はイングランド代表としてヨーロッパで戦うことを好んでいるとされ、世代別代表ではU-15とU-16ともにイングランドを選択。

アーセナルやマンチェスター・シティなど多くのクラブが引き抜きを画策していると言われ、TAAの兄弟が保有していたエージェンシーの招待でレアル・マドリーを訪問したことも話題になった。




ケイロル・フィゲロア(20歳/FW)

国籍:ホンジュラス、アメリカ


ウィガンなどで長く活躍したホンジュラス代表レジェンド、マイノル・フィゲロアの息子。

父マイノルがFCダラスに移籍した2016年から同クラブの下部組織に加入し、10歳から18歳までに5年間の居住歴という条件を満たしたことや、南米ホンジュラスから親族が多く移住していることなどから世代別代表ではアメリカを選択していた。

2026年5月、父に続いてホンジュラス代表を選択すると代表公式SNSにて発表されると、1ヶ月後のアルゼンチン代表戦でデビューを果たした。




リオ・エングモア

国籍:イングランド、ナイジェリア
ルーツ:フランス、グアドループ


ロンドンのニューアムで、ナイジェリア人の両親のもとに生まれたため、イングランドとナイジェリア双方の代表資格を保有していた。

母親はフランス海外県のグアドループにルーツがあるとも言われており、ナイジェリアメディアDaily Postによれば、本人が『母はフランス出身だ』と語ったとされる。

2026年6月のニュージーランド戦でイングランド代表デビューを果たしたが、同国史上5番目の若さ且つ通算1,300人目の選手となった。


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今夏の市場が閉幕し、一先ずは26-27シーズンに臨むメンバーが確定したため、今年も2つ以上の国籍を持つ若しくは他国にルーツがある選手たちについてのまとめ。

リバプール公式ウェブサイトに掲載されている選手たちと、加入が内定している選手たち44名を5回に分けて紹介します。

訂正や追加など、情報をお持ちの方はXやこの記事のコメント欄にて教えていただけたらと思います。

その①、その②はこちら。








ペーチ・アールミン

国籍:ハンガリー
ルーツ:オーストリア


オーストリア東部ハインブルク・アン・デア・ドナウにて、ハンガリー人の両親のもとに生まれた。

幼少期はオーストリアで過ごしたが、13歳の頃からハンガリーのプスカシュ・アカデミーアの下部組織に所属し、19歳だった24-25シーズンにはファーストチームの正GKとなり36試合に出場して11回のグリーンシートを記録。

出生地であるオーストリア代表の資格も有していたが、世代別代表から一貫してハンガリーを選択し、2026年6月のカザフスタン戦でA代表デビュー。




フィルジル・ファン・ダイク

国籍:オランダ、スリナム
ルーツ:中国


17世紀から1975年までオランダ領であった南米の国スリナム出身の母親と、オランダ人の父親のもとに生まれた。

母ヘレンさんのフルネームはヘレン・チン・フォー・シーウだが、これは1920年代に中国広東省からスリナムに移住した陳火秀氏の名前を引き継いだもので、同氏は曽祖父にあたる。

父は幼い頃に家族を残して家を出ており、その父との確執もあってユニフォームの名前をファン・ダイクではなくフィルジルにしていると言われている(オランダでは親の離婚後も出生時の名前は変わらないため、法的な名前はフィルジル・ファン・ダイクのまま)。




ノア・アデコヤ

国籍:イングランド、ナイジェリア


マージーサイド生まれであり、イングランドの国籍も保有しているが、父親の母国であるナイジェリア国籍も保有。

U-20ナイジェリア代表のトレーニングに参加した経験があると報じているナイジェリアメディアも存在するが、現時点で世代別代表を含めどちらも招集歴なし。

幼い頃からリバプールを応援して育ち、2018年にトライアルを受けたが怪我で断念した過去があったが、2026年1月に念願叶ってリバプールへ。




DJエスデイル

国籍:イングランド、セント・クリストファー・ネーヴィス


マージーサイド生まれのスカウサーであり、幼い頃から応援しているリバプールにはU-10チームから所属している。

家族についての詳細は不明ながら、セント・クリストファー・ネーヴィス国籍も保有していることから、両親のどちらか若しくは双方が同国出身と思われる。

U-16時点ではイングランド代表を選択しているほか、現在も明言はしていないものの、カイル・ケリーと同様にA代表はセント・クリストファー・ネーヴィスを選択する可能性も否定していないと言われている。




アマラ・ナロ

国籍:イングランド、シエラレオネ


ロンドン生まれ、ロンドン育ちながら、両親の母国であるシエラレオネの国籍も保有。

かつては本人がシエラレオネ代表入りに前向きだったとの情報もあるが、同国協会の対応の遅れもあり、2024年のU-18代表招集以降、現時点まで世代別代表はイングランドを選択している。

リバプール公式のインタビューなどで家族の存在に大切さについて何度も言及し、スマホの待ち受けは幼い頃の自分と兄弟の写真、宝物はリバプールと契約した際に皆んなで撮った写真と語るなど、家族想いの一面が知られている。









ライアン・フラーフェンベルフ

国籍:オランダ、スリナム


かつてはオランダ領であった南米スリナム出身の両親のもと、アムステルダムに生まれる。

先祖であるアドルフ・フレデリックはオランダ領だったスリナムのプランテーションで奴隷として生まれたが、とても優秀だった彼の才能を認めた外科医の助手として働き始め、奴隷解放後は同国初の黒人医師となった偉大な人物。

ハンセン病の権威であったフラーフェンホルスト博士のもとで働き始めたアドルフ・フレデリックは、奴隷という立場からの解放の手助けをしてくれた博士に敬意を表し、フラーフェンベルフという姓を名乗るようになった。




アフォラミ・オナヌガ

国籍:イングランド、ナイジェリア


ナイジェリア人の両親のもとにロンドンで生まれたのち、マンチェスターのグラスルーツフットボールでの活躍がリバプールのスカウトに見出された。

信憑性は不明ながら、とあるナイジェリア系メディアは、本人に近しい人物からの情報として将来的にはナイジェリア代表を目指す意向であり、招集を強く望んでいると報じた。

『彼の意思は変わっていない。だが、今はリバプールのファーストチーム入りに集中している。』




ウーゴ・エキティケ

国籍:フランス、カメルーン


フランスに移住したカメルーン人の父親とフランス人の母親のもと、フランス北部ランスに生まれた。

2023年10月、カメルーン協会のエトオ会長がカメルーン代表入りを打診したと報じられたが、本人がフランス代表入りを目指すと強く主張したとされる。

ムスリムであることも知られており、リバプール公式のラマダンを祝う動画にて信仰心について語ったことも。




ジェイデン・ダンズ

国籍:イングランド
ルーツ:ガイアナ


マージーサイドに生まれたスカウサーであり、8歳からリバプールのアカデミーに所属しているほか、世代別代表は一貫してイングランドを選択。

父方の祖父の血筋からガイアナ代表でプレーしたニール・ダンズが父親であり、彼はレスター・シティやボルトンなどでプレーし、一時は練習生としてリバプールに所属した。

多才な家系であり、ジェイデンと父ニールはフットボールのプロ選手、祖父ニール・シニアはユーロビジョンのイギリス代表のコーラスを務めたうえにスケートボードのヨーロッパ王者でもあった。


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今夏の市場が閉幕し、一先ずは26-27シーズンに臨むメンバーが確定したため、今年も2つ以上の国籍を持つ若しくは他国にルーツがある選手たちについてのまとめ。

リバプール公式ウェブサイトに掲載されている選手たちと、加入が内定している選手たち44名を5回に分けて紹介します。

訂正や追加など、情報をお持ちの方はXやこの記事のコメント欄にて教えていただけたらと思います。

その①はこちら。








ロナルド・アラウホ

国籍:ウルグアイ、スペイン、ブラジル


ウルグアイ北部、ブラジルとの国境付近、国境を跨ぐことが出来るほどの距離に位置し、双方の国民が共存しているリベラの生まれ。

そんな街らしく、彼の母親はブラジル人、父親はブラジル系ウルグアイ人で、ブラジルの公用語であるポルトガル語も流暢に話す。

2022年12月にはスペインの市民権を取得しており、EU枠内の選手として扱われる。




プリンス・コービー・シセ

国籍:ウェールズ、フランス
ルーツ:コートジボワール、ギニア


かつてリバプールで活躍したジブリル・シセの息子であり、母親はウェールズ人で現在はエンゴロ・カンテの妻であるジュード・リトラーさん。

代表チームはU-15から一貫して母ジュードさんの母国であるウェールズを選択。

父方の祖父マンゲ・シセがギニア系の血を引く元コートジボワール代表であることから、ウェールズ、フランス、コートジボワールの3ヶ国の代表を選択出来る。




シャドラク・エキウグボ

国籍:イングランド、ナイジェリア


詳細は不明ながら、両親のどちらか若しくは双方がナイジェリア出身であり、ナイジェリア国籍も保有。

世代別代表はイングランドを選択しており、2025年からはU-15代表として2試合、U-16代表として5試合に出場。

2026年6月、26-27シーズンに向けたスカラシップ契約を結んだと発表された。




ルーカス・ピット

国籍:イングランド、スペイン


バックグラウンドの詳細は不明ながら、リバプール公式にイングランドとスペイン国籍と表記されていることから、両親がそれぞれの国出身と思われる。

マージーサイドのフォーンビー出身で、幼い頃からのリバプールファンであり、24-25シーズンのリーグ優勝を決めた後にアメックス・スタジアムで行われたブライトン戦で、優勝回数を示すバルーンのゼロの方を持ってスタンドに居る姿が撮影されている。

ホセやラファエルといった、スペイン語圏らしいミドルネームがある。




カラム・スカンロン

国籍:イングランド
ルーツ:ジャマイカ


家族の詳細は明かされていないものの、ローン移籍時に公開されたカーディフ・シティ公式によるインタビューにてジャマイカ系であると公表。

好きな映画は?と聞かれ、『クール・ランニング(陸上からボブスレーに転向したジャマイカ人選手がオリンピックを目指す内容)だ。』、『僕もジャマイカ系なんだ。』と返答した。

2022年のU-17代表招集後、世代別代表は一貫してイングランドを選択。









アレクシス・マクアリスター

国籍:アルゼンチン
ルーツ:アイルランド、イタリア


マクアリスターの姓は元々スコットランドの一族で、最古の墓跡は17世紀のものが残されているが、アルゼンチンのマクアリスター家は1865年にアイルランドから渡ったジョセフが始祖。

名前に関するインタビューにて『スコットランド風の名前に聞こえるけど』と聞かれた本人が、アイルランド系であると返答。

母方の家系がイタリア南部イゼルニア県のベルモンテ・デル・サンニオ出身であることから、イタリアの血も引いている。




キーラン・モリソン

国籍:イングランド
ルーツ:北アイルランド


マンチェスター生まれであるためイングランド国籍を保有しており、2019年まではマンチェスター・ユナイテッドの下部組織に所属。

ただ、祖母を通じて得た資格から、U-17代表招集以降は一貫して北アイルランドを選択し、2026年6月のギニア代表戦でA代表デビュー。

ムスリムであることも知られており、プレシーズンマッチのサンダーランド戦でゴールを決めた後、イスラム教の礼拝姿勢であるサジダのポーズを取っていた。




カイデ・ゴードン

国籍:イングランド
ルーツ:ジャマイカ


ダービーシャーとの境界に近い、スタッフォードシャーのバートン・アポン・トレントに生まれ、ダービー・カウンティ下部組織からキャリアをスタート。

家族にジャマイカ系の人物がいるようで、2022年夏に行われたアフリカ系の偉人を称えるブラック・ヒストリー・マンスにも参加。

同イベントではジャマイカ代表として、U-9とU-10チームのジャマイカ系の血を引く選手たちから組まれたチームを率いた。




ジリアン・エンゲッサン

国籍:フランス
ルーツ:コートジボワール


2027年1月からの正式加入が内定しており、現在はリーグドゥのサンテティエンヌからリーグアンのスタッド・ブレストにローン移籍中。

父親ダニー・エンゲッサンはコートジボワールとの二重国籍で、レスター・シティ、ミルウォール、スウィンドン・タウンなど主にイングランド下部リーグでプレーした元プロ選手。

2024年3月、U-16フランス代表として参戦したモンテギュー国際大会ではコートジボワール戦でゴールを挙げ、『自分のルーツでもある国相手のゴールには特別な気持ちになった。』とコメント。


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