11月に入り授業の合間にアドミッションから悲しいお知らせとクラスメート2名(中国人、韓国人1名ずつ)がプログラムからいなくなることを発表された。

今年の8月からプログラムがスタートしすでに退学者はこれで4人目。私が学んでいるUSC Marshall IBEAR MBA Programは元々クラス全体で60人弱しかいない非常に小さな所帯のビジネススクールだけに退学率としてはかなり高い数字でこんなにプログラムの途中で何人もいなくなるのは初めてではないだろうか?

それぞれ理由は異なるだろうが大きな点としては"I can not BEAR (IBEAR) any more..."という冗談をクラスでよく聞くが、プログラムがハードな点だろう。通常2年で習うビジネススクールの内容を1年で行うためかなりの詰め込み式型の学習が要求され授業の1コマあたりに進む内容も多い。Marshallの2年制の1年生が毎日午前中で授業が終わる一方で私たちは毎週月曜日から木曜日まで9時から16時まで授業があり、週によっては金曜日も授業が入る。そのため、直接話を聞く事はできないがいなくなった元クラスメートは燃え尽きてしまったり、ターム1テストの成績で留年が決定してしまったことなどが主な原因だろう。一人はプログラムの最初にあるマリブの合宿で命綱を結んで崖をよじのぼったり、一緒にプロジェクトを行った事もあるので非常に残念だ。ただでさえ少ないクラスなのでもうこれ以上退学者が出てこないことを祈りたい。

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先日、今年7月に卒業したMarshall Business School IBEARプログラムのAlumniによるジョブサーチについてプレゼンテーションがあった。内容は私たちのようにならないようにというものでかなり切実なもの。ボストンキャリアフォーラムでは、日本人の知人が何人も投資銀行からインターンのオファーをもらい、戦略コンサルも今年は人が足らず採用に積極的と明るい話も聞くが全体的にはまだ厳しい状況が続いている。

今年のIBEAR卒業生は実は私費留学生の8割はまだ仕事が見つかっていない。IBEARプログラムはそもそも社費派遣の学生が多いがそれでも全体の5割弱がまだ仕事を見つけることができずにいる。見つからないからベンチャーを始めたとか別の大学院に進学したという人も含まれるので実際に探している人はこれよりも少ないのだろうがそれでも多い。

IBEARの学生は就職には非常に不利な立場にある。というのもまず平均年齢が圧倒的に高い。今年でいえば35歳であるがこれほど高いMBAは他にない。普通でいえば社費派遣の人が多いEMBAのプログラムとなるのだろう。また、アメリカ(特にロス)に残って働きたい、MBAを取るのだから職種、業種も変えたいと考えている人も多い。こうなると就職はますます難しいものとなる。

日本ではキャリアチェンジは32歳くらいまで、転職は35歳くらいまでといわれる。35歳を過ぎても転職は可能であるがオープンポジションでの募集はなくなりヘッドハンター経由での話が多くなるため、高いパフォーマンスを出せていなければ話はこない。アメリカではわからないが、同じではないだろうか?

プレゼンの中に学校のキャリアセンター経由で仕事が決まった人がいなかったというデータもあったが、通常のMBAの学生を取りたい企業が35歳以上で未経験の人を取らないだろう。例えば、MBA卒業後に人気のあるP&Gはビジネススクール卒業後のキャリアのスタートは基本的にはアシスタントブランドマネージャーだ。前職の経験が十分にあるのにもかかわらず入社してからラベルの誤字雑字のチェックから始まるとなると本人もこんなはずでは・・・と思うのではないか。

一方で、少ないながらも就職がうまくいった人もいる。何人かと話したが皆、非常に現実的というのが印象的だった。私が、キャリアチェンジでこういう業界のこういう職種につきたいという話をした時に言われたのが「もう9年近く経験を積んでいてなんでいまさらキャリアチェンジ?なぜもっと早くしなかったのか?就職活動をしているとどれだけ今までの自分の経歴がありがたいかに気づくと思うよ。」
と彼は職種は変わったものの同じ業界ですでに就職が決まっていた。しかも、アメリカではなく出身地に戻っての就職だ。

リーマンショック以降ビザの申請が本当に難しくインターナショナルスチューデントにはアメリカでの仕事が見つかりにくくなっている。前述のP&Gなんかもインターナショナルスチューデントはアメリカで採用していないが、学校にプレゼンテーションにくる企業にもそもそも取らないというところ(例えばネスレ)や以前は採用していたが今は行わないというところが多い。ビザの手続きは費用と手間がかかるので企業側も同じ条件であれば手続きがいらないアメリカ人を選ぶ。そのため、ビザの申請までしてもらうためにはどうしても自分のネイティブに対する優位性を示さなければならない。これが非常に難しい。ネイティブ並みにしゃべれる人でも難しいのでそうでない人はエンジニアとか医師などでないと無理ではないか。

去年の結果を受けてか、今年はクラスメートは皆就職活動に積極的で、クラスのイベントに参加する人が例年よりだいぶ減ってしまっているそうだ。早く皆で卒業後の仕事を決めて残りの学生生活をエンジョイできたらいいのだけれど。。。

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とてつもなく忙しいビジネススクールのターム1が終わりターム2に突入。先々週にターム1のファイナル(期末試験)が終わりその次の週末からボストンキャリアフォーラムへ。今までの人生の中でこんなに忙しいことが果たしてあったかなというくらい大変だった。

New York トレイニー日記

特に大変だったのはボストンキャリアフォーラムの事前の準備。効率よくまわるために事前に応募してアポイントを調整しておく必要があると考え、多くの企業に応募したがネットでボタンを押して応募を出すとそれで終わりではなくてそれぞれの会社独自のエントリーシートがあることもありその記入もある。ターム1のファイナルの準備をやりながらその準備というのがなかなか大変であった。

私自身、今回のボストンキャリアフォーラムはキャリアチェンジを考えると最初で最後のチャンスと考えていた。2年制のMBAと違い1年制のMBAではインターンができないため、ボストンキャリアフォーラムには一度しか参加できない、インターンではなくフルタイムでの応募となり次がないので応募社数も必然的に多くなる。私は下記の順番で優先順位をつけてアプライし、時間を調整した。

1)ドリームジョブ
2)前職のスキルや経験が活かせて行きたいと思っている企業
3)キャリアチェンジしてやりたい職種がある企業
4)企業自体に興味があり時間の調整がつけば面接をしてみたい(話を聞きたい)企業
5)米国に残って就職できる企業

上記の条件で優先順位をつけたところ、事前のアプライの書類選考の結果ご縁のなかった企業もあるが滞在の2日間で10社の面接を受けることができた。

今回のボストンキャリアフォーラムを経験して重要だと思った点は下記の通り

・事前に可能な限りアポイントをとっておく
クラスメートにウォークインで面接を受けそのまま2回面接を行いディナーに行った強者もいたが基本的に人気の企業はアポもうまっているため調整が難しい。必ず行きたいと思っている企業は事前に応募してアポを取っておくこと。

・戦略コンサルは受けない
マッキンゼー、ボストンコンサルティンググループなど戦略コンサルは通年でアプライが可能。ボストンキャリアフォーラムではここでしか受けれないところも多いのであえて時間を使う必要はない。また、ケースの準備ができていなければそもそも会っても意味がない。帰国時にムービンとか使ってアポをとってまわればよい。

・面接の準備をきっちり行う
業界分析以上に自己分析はとても大事です。自分の強み、経験、志望動機、Why MBA?、前職での一番の達成?などなどすらすらと答えられるように事前準備をしておくこと。

・面接を入れ過ぎない
面接を受けパスするとその場で次の面接のアポイントメントを求められるケースもある。私は、結局2社の2次面接をやむをえずキャンセルすることになった。

・アポイントメントとアポイントメントの間に30分程度は時間を空けておく
時間をきっちりしている企業もあればかなりいい加減なところもある。どちらの面接も余裕をもって行えるように30分はあけておくほうがいい。(私は追加の面接が入り5分で移動とかしてました。全く違う業界、職種の面接となると頭の切り替えが大変です。)

・会場には早めに到着すること
3日間でのべ9千人強と会場は非常に混雑する。特に朝は30分ほど会場に入るのを待たされることもあるので早めにホテルを出て会場に向かうこと。

・トラベルスカラシップに応募しよう
いくつかフォームも書く必要があるが、必ずアプライすること。私は、ロサンゼルスからなので350ドルいただくことができた。ホテル、飛行機込みで650ドルかかったのでほんと助かった。

ボストンキャリアフォーラムは2日間で20回以上面接をこなし、大変だったけれど自分が全く考えていなかった職種で「うちのこういう職種ではたらく興味はありますか?」と複数社に聞かれて自分自身の新たな可能性を発見することができたし、行きたいと思っていた企業が実際に社員の話を聞くとそうでもないなと思ったりと色々な発見もありいい経験であった。

インターンではなくフルタイムだと最後の勝負(最終面接)は年末に日本でとなる。気を緩めず最終ラウンドに臨みたい。

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6月20日にロスに入り、ホテルに一度荷物を置いてから当初から第一候補のアパートへ。思っていたより家賃が高かったが、施設やまわりの環境が非常に良かったので他を全く見ずに即決。

前回ニューヨークの際には3週間ほどニュージャージの短期アパートに滞在したおかげで多額の滞在費用と外食費がかかってしまったことを教訓に、すぐ入居しようと決めていたが当初の予定通り23日にはホテル生活から脱出し、アパートに入りことができた。

アパートはビバリーヒルズのはずれにあるUSCの多くの先輩も住んでいたところ。徒歩圏にTrader
Joe, Whole Foodsといったアメリカで有名なオーガニックスーパーやコーチ、アバクロなどのブランド店やデパートが入ったThe Gloveというショッピングモールがあり、ロスには珍しく車がなくてもこの地域だけで通常の生活はほぼ完結させることができる。

アパートは複合住居施設でゲートに囲まれた中にタワーという高層マンションやガーデンという2階建ての一戸建てが合計で4,000戸以上。

施設中には無料で使える映画館、英会話学校、自習室、パソコンルーム、いくつもの屋外、屋内カフェ、噴水のある公園、ラウンドリー、ヘア&ネイルサロン、また私は利用しないが、有料でプール、ジムもある。小さな街のようで非常によい環境。

ただ、思うのはニューヨークと違ってやはりロスは車がないと本当に生活が不便。ニューヨークみたいにちょっと買いたいものがあるから地下鉄で買い物に行くということが一件一件のお店が遠くてなかなかできない。入居日も車がなかったのでタクシーを呼んでIKEAにベッドなどの生活用品を買いに行ってきた。

行きは良かったのだが、場所が遠かったため帰りはタクシーは送れないといくつものタクシー会社から言われ危うくロスの山中のショッピングモールの中で一夜を過ごすことに。。。

ようやく来たタクシーも運転手が英語がそれほど通じずカーナビと違う道ばかりに行こうとするのでこのまま変なところに連れて行かれて殺されるのではとひやひやしながら家に到着した。

車も購入したので後は車の免許を取れば本格的に学生生活にはいることができそうです。過去問を見るとなかなか難しそうなので一度で通れるか心配ですが。。。

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向こうではもちろん今みたいに円高の時期であれば日本のクレジットカードを使って日々の生活の決済ができるが、授業料、家賃の支払いなどではドルで支払うことが必要でありその準備をする必要がある。

シティバンクや都銀で円をドルに替えて送金するというのが一般的な形態となるが、為替手数料が結構高い。その為替手数料を劇的に減らせる裏技があるので紹介したい。

まず用意するのが、ひまわり証券、日本のシティバンクの口座開設。

ひまわり証券にお金を入金し、ひまわりFXにログインしてリアルタイムで動くレートを見ながら円からドルへのコンバージョンを行う。通常の金融機関で1~3円とかかかる手数料がひまわり証券を使えば片道わずか20銭。何回でも分けてコンバージョンできるので、時間がある場合にはリスク分散で複数回に分けて実施することも可能だ。

ひまわり証券には外貨をそのまま振込む振込先を登録可能で手数料がかからないのでシティバンクのマルチマネー外貨普通預金に移すことでシティバンクのみで円をドルに交換するより手間はかかるがだいぶ安くコンバージョンができる。

その後、シティバンクに渡航先で使う銀行口座を登録しておけば、シティバンク オンラインを利用して送金した場合に3500円で海外送金をすることができる。前月の月間平均総取引残高が100万円以上であれば当月の送金手数料は2,000円となる。

1,000ドルとか5,000ドルとかであればそれほど銀行で取られる手数料もたいしたものではないが、
USC Marshallの場合、授業料だけで83,000ドルかかるので普通にシティバンクで交換すると手数料だけでもばかにならない。今の円高のタイミングも利用してなるべく手数料も安くドルを購入することをおススメしたい。

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