
(写真:群馬テレビ)
群馬県は最新の中期財政見通しを発表し、社会保障関係経費の増加などにより、
今後5年間の当初予算編成時に最大で446億円の財源不足が
生じる可能性があることを明らかにしました。
県は、持続可能な財政運営を行うため、毎年、中期的な財政見通しを試算しています。
発表によりますと、社会保障関係経費の増加などにより、今後5年間、
当初予算編成時に毎年400億円前後の財源不足が見込まれ、
最大は2029年度の446億円となる見通しです。
去年10月の推計では、300億円前後の財源不足としていましたが、
物価高騰の影響でより厳しい見通しとなりました。
県の貯金にあたる積立基金は現在817億円ありますが、
このままのペースでは2028年度に枯渇し
県債の発行によって賄う必要が出てくるとしています。
こうした厳しい財政状況を踏まえ、県では事業内容の見直しの徹底や
民間の積極的な活用を進める考えです。
知事会見ではこのほか、山本知事が17日から22日まで
ベトナムを訪問すると発表しました。
ベトナムとの経済・教育・文化面での交流を深めることが
目的で、政府要人との会談のほか、
ベトナム地方省との間で経済交流促進に向けた覚書を締結する予定です。
山本知事がベトナムを訪問するのは知事就任後5回目です。
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