みなさまごきげんよう。

 

私はアンティーク着物の美しさに魅了されている

 

着物屋「侘びすけ」店主です。

 

アンティーク着物を着るために生まれてきたかのような

 

美しいお客様のA様からのメールをご紹介いたします。

 

 

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この度はまた、素晴らしいアンティークのお着物をお譲り下さいまして、ありがとうございました。

通販サイトでこのお着物を見つけた時、アンティークらしい古典的な青色に、光沢のあるきんしゃ縮緬一面の扇の地紋、そして牡丹や梅、椿に水仙といった花が花輪にデザインされた上品な意匠がたいへん気に入りました。

しかしながら、昔の人は小柄で、身丈や裄、身幅が実際の私の寸法と大きく解離していたので、なかば諦めつつもご連絡させて頂きました。

悉皆屋さんと知恵を出し合って下さり、試行錯誤を重ね、期日を指定して急がせてしまったにも関わらず、最初から私のために作られたかのように仕立て上がって来たお着物に袖を通した時の興奮と感動たるや!

洗い張りをした生地は、まるでいま仕立て上がったばかりの新品のように美しく、風合いがよく、さっぱりとして清潔で、
経年変化で痛んでいた裏地は、色の相性に気を配った真新しい綺麗なものに替えられており、袖からチラチラと覗いてアクセントになる紅絹裏をあえて残して下さったお心遣いにも感激致しました。

普通に裄を出した場合、柄の連続性が失われてしまうことを懸念され、恐らく同年代のものと思われるそっくりの色合いの生地を袖口に付け足すことで裄を出して下さり、しかもそれが全くわざとらしくなく自然で、最初からそうしたデザインにしか見えない絶妙なセンスにも唸りました。胴継ぎも寸分違わぬ完璧な計算でなされていました。

何と言いましても、悉皆屋さんと私とは、ただの一度もお会いしておらず、寸法のやり取りは全てメールでしていてこの出来栄えには脱帽致しました。

仕立て上がったお着物を着て、紅葉真っ盛りの京都のお寺で撮影した写真を送らせて頂きます。

お着物に合わせて、髪形は明治・大正時代に流行した「束髪」にしてみました。一度束髪を結うのが夢でしたし、このお着物を着る時には束髪以外考えられない、と思いました。
私に合わせて、主人には明治・大正時代の書生さん風にしてもらいました(主人の自前の着物です)。

「SDGs」が提唱されて久しいですが、着物ほどサスティナブルな衣類もないことを実感しています。
年代物のお着物が、丁寧に手をかけることで美しく蘇り、そして現代人の体型ピッタリに変身する様は魔法のようで、悉皆屋さんはさながら魔法使いのようですね。
これからも、どうか世の女性たちに美しい魔法をかけ続けて下さい

この度は本当にお世話になりましてありがとうございました。
最高の思い出になりました。
またよろしくお願い申し上げます。
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そしてたくさんの写真をくださいました。

 

一人でも多くの皆様に見ていただきたいと思います。

 

このお客様からのメールは悉皆屋さんにもぜひ見ていただきたいとのことです。

 

多くの人の力でよみがえった着物ですから。

 

 

 

ため息しか出ません。

忘れていた日本人の心がよみがえってきませんか?

 

ゆっくり丁寧に、歩んでまいりましょう。

そんな気持ちにさせてくれました。

 

アンティーク着物やこちらのお客様への思いなど、

よろしかったら、お便りお待ちしております。

 

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