今日は、どうしてもたくさんの人に見てほしい内容です。

 

みなさまごきげんよう。

 

私はアンティーク着物の美しさに魅了されている

 

着物屋「侘びすけ」の店主です。

 

 

アンティーク着物には、、

 

しなやかさや光沢、柄ゆき、色彩…なにもとっても再現できない美しさがあります。

 

今の私たちが着るには、サイズが小さいなどの問題や、裏地がだめになっている

 

といった問題がありまして、

 

なかなか普通に着用するのは難しいものです。

 

ですから、ブーツに合わせて身丈の足りなさをカバーしたり、

 

ロング手袋をして裄の足りなさをカバーしたりする着こなしを

 

ご提案してきました。

 

・・・・どうしてもカジュアルになってしまうのは否めない。

 

ただ、女性にはカジュアルが似合うキュートなタイプと、

 

スニーカーや斜めがけのバッグなどのアイテムが似合わない

エレガントなタイプ

 

ございます。

 

 

エレガントなタイプの女性は、

 

着物の着こなしも正統派でないとしっくりこないものです。

 

では、エレガントタイプの方はアンティーク着物を着ることができないの?

 

 

今回はそんなお話です。

 

お客様、A様と呼ばせていただきます。

 

A様はまさにエレガントなタイプ。

 

一目で気に入ってくださった着物は、鮮やかなブルーの訪問着です。

 

裄も丈も足りません。

 

こちらの着物、裄は61.5cmしかありませんでした。それを69cmまで出しました。

 

 

裄を出すことはできるのですが、

 

訪問着になりますと肩の部分で柄がつながっています。

 

このことが訪問着が高級な着物であるゆえんでして。

 

 

お客様のサイズに合わせて柄を入れていきます。

 

 

ですからあとから寸法を変えることがとても難しいのです。

 

柄を足すという手段もありますが、

 

今回の柄は円を描くようにお花がデザインされていますので、

 

全体の印象が変わってしまいます。

 

そこで、袖を足すという荒業を施していただきました。

 

といっても昔は、珍しいことではなかったようですよ。

 

胴の部分も継ぎました。

 

おはしょりの計算をして、わからないように継いであります。

 

解いて洗い張りをして、仕立て直しております。

 

裏地も素晴らしい紅絹でしたが、

 

色移りする可能性がありますので、仕立て直す際には、

 

さっぱりと白の裏地に変え、八掛も色を合わせて新しいものに変えました。

 

 

袖の裏だけは、ちらちら見える紅絹も美しさの一部と考えましたので、

 

赤い紅絹をつけていただきました。

 

当店には、赤い紅絹も、胴裏も、袖継や胴接ぎに使用する着物地もそろっております。

 

アンティークの訪問着を解いた生地がありましたのでそれを使っていただきました。

 

時代が同じですから、青みもほとんど変わらないものでした。

 

悉皆屋さんには大変お世話になりましたし、それを本当に喜んでくださいました。

 

 

私たち着物を愛する仕事をしている人間にとって、

 

お金をかけても、素晴らしい着物を受け継いでいきたいと考えるお客様に

 

出会えたことが本当に幸せなんです。

 

クラウドファウンディングなどで資金を調達できるならば

 

1着1着に目を向け、素晴らしい現代の着物に生まれ変わらせることができると思います。

 

100着くらい残せたら、すごいことだな~。

 

これ、私の夢。

 

 

お客様から頂いたメールをご紹介する前に・・・・

 

NHKの朝ドラ「花子とアン」を覚えてらっしゃいますか?

仲間由紀恵さんが演じた蓮子。

 

あの時の着物を思い出したそうです。

 

それがこちら。

 

 

 

 

覚えていますとも!!

私もあの時代の着物が気になって、食い入る様に見ておりました。

当時の上流階級の雰囲気をよく出していると思います。

 

さあ、ここまでが前置き。

お客様とのやり取りは②に続きます。

 

 

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