みなさま、ごきげんよう!

 

WABI ビル の女将、ひかるです。

 

ホームページ、リニューアルしました!

 

ぜひ、訪問してくださいね!

 

 

 

私が苔玉を始めたのは、まだ、結婚していて、山奥に住んでいたころ。

 

そのころ作った苔玉は、基本に忠実だったので、

 

ケト土という粘土質の土に鹿沼土を混ぜて

 

土団子ができるほどの堅いものでした。

 

ご多分にもれず、何度も枯らしてしまいましたが。

 

これはケト土が保水力はあるものの、

 

一度乾燥させてしまうと、吸水力が落ちるからなんです。

 

あの当時は、霧吹きで水をやるなんてことが、信じられていましたからね。

 

霧吹きで生きているのは表面の苔くらいでしょう。

 

土の中には植えた植物の根っこがあるんです。

 

その根っこが水分を吸収しない限り、枯れますよね。

 

水にドボンとつけるって知らなかった。

 

 

 

2009年に姫路に移住してきたときに、

 

苔玉と茶道のお店 侘びすけ 

 

というお店を開きました。

 

 

今のアンティーク着物侘びすけの前身です。

 

そのときに作った苔玉は、私なりに改良を重ねて、進化したものです。

 

軍手苔玉と呼んでいます。

 

つまりは裏返した軍手を植木鉢の代わりにして、

 

土を詰めて、そこに植物を植える。

 

丸く形を整えて、ハイゴケを巻いて仕上げる。

 

軍手でなくてもいいのですが、

 

木綿100%だと後で自然に帰るのと、

 

適度に目が粗いので、呼吸できるかなという考え。

 

土の量も普通の苔玉より大きいので、たっぷりと根っこが伸びる余地があります。

 

ですのでほとんどの場合、寄せ植えにしていました。

 

山野草や盆栽ほど希少価値があるものが

 

姫路では手に入りにくかったので、

 

主に園芸店で、苗を買って、ずらっと並べて、

 

組み合わせを考えて、3種類は使っていました。

 

 

高く伸びるもの、

 

根元を飾るもの

 

空間に軽やかに揺れるもの。

 

面の大きな葉物と線が美しい葉物。

 

 

 

小学3年生の時から習い始めた日本の伝統の華道。

 

 

 

 

 

大人になってから習ったフラワーアレンジメント。

 

様々な場面で植物に触れるうちに、

 

自分なりの美学ができたのだと思います。

 

花が散っても美しい葉の形状を意識するので、

 

きれいに花が咲いている苗を買うことはまずないかな。

 

花はいずれ散ります。

 

 

散ってもなお美しいと思ってもらえるように、

 

ほかの植物のわき役に回ってもらう。

 

次の年に花を咲かせたら、うれしさも格別です。

 

 

 

すでに2週間ほど、軍手の中に納まっている植物たち。

 

 

 

 

 

(小さな芽が軍手の隙間から)

 

 

 

ハイゴケを採りに行けてないから、

 

軍手姿のままですが、根がついたなという安心感があります。

 

 

お客様のもとに届けるにはしっかり根付いていると確信しなければ。

 

 

 

苔玉がなぜ美しいかというと、自然を室内で楽しめるからです。

 

鉢植えは、土が出ているので、室内には置きたくないのだけれど、

 

苔玉なら素敵な器に載せて、飾ることができる。

 

 

かけたお皿に砂利を敷いて、その上に乗せるだけで、

 

小宇宙ができる感覚

 

 

小さな別世界を作るつもりで、苔玉を作っていました。

 

 

あの侘びすけというお店、今でも懐かしいのです。

 

京都みたいと言われる店内は、骨董の家具と器、苔玉があふれていたのです。

 

写真を探してみますが、スマホがなかった時代でして。

 

壊れたパソコンの中に保存してあるか、移したけれど、

 

どこなのか探せないとか…そんな状態です。

 

image

(FBに残っていた投稿写真)

 

 

あれ~私なんでこんなに語れるんでしょう?

 

 

やっぱり私は山育ち。

 

 

植物と離れて暮らすと禁断症状が出るんですね~。

 

定期的に土や植物に触っていないと、爆発しちゃうんですね~。

 

 

 

 

 

 

伸びすぎ植物が捨てられなくて、水耕栽培してしまう。

 

そして増える。

 

断捨離できない体質。

 

あ、でも、ひとにあげてますから。

 

 

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