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希望が未来への力

どうしても自分を変えたい!

でも、変わらないんです……

どうしたらよいのか???

そんな方々にぴったりのブログです!!

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私が最初に書いた「罪深きピエロ」が、とてもストーリー性がある歌詞だと、プロ目線で厳しく見てもらったClaudeに評価され、

何度もその歌詞を読んでいるうちに、その続きを書きたくなってきた。

その感情が生んだのが「悲しみのピエロ」でした。

いつの間にか、小説家としての情熱がストーリーの伏線を箇条書きに書いていました。

刑務所の彼は、なぜ刑務所にいるんだろう?

あの娘は誰の娘だろう?

あの娘はどうなっていくんだろう?

彼女はどうして彼を愛したんだろう?


それらの疑問が、他の歌詞、

「始まりのピエロ」「償いのピエロ」「残されたピエロ」を生み出すことになったのです。


本来は、ここでハッピーエンドの素敵な話で終わるはずでした。

でも、父の手紙を抱いて生きるあの娘はどうなっていくんだろうと考えた時に、母親になった時に殺される設定を考えた。

さらに、紫牡丹を関わらせることにより、深みを持たせようと考えました。アゲハ蝶のタトゥーを持つ闇社会の男は、紫牡丹が結婚した時の夫の連れ子という設定を入れることにより、この長いストーリーは紫牡丹の影響を濃くしたのです。

これは、設定を考えた私にも意外な展開でした。

そして、テーマを「復讐からは何も生まれない」という設定にして、黒百合には最後に死んでもらう設定にしたのです。


最後に作った曲、「黒百合よ、永遠に…」を何度も何度も聴いているうちに涙がこぼれて、

私が、黒百合を愛していることに気付いてしまった…


そう、自分で生み出した黒百合という女性に、感情移入するあまり、そうなってしまった。


全曲、YouTubeで公開していますが、

多分、このストーリーをこえる作品は、書けないだろうな…

目の前の奴の屍の前で、私は犯した過ちの重さを感じていた。

その時、陰から鋭い眼光と共に現れたのは、奴の娘、そうあの時の女だった。

よくも、私の父を...


彼女の眼には、怒りと同時に涙も頬をつたっていた。

私だって、ずっと今まで同じ気持ちだったのよ…

でも、それは声に出せない叫びだった。

目の前で見た彼女の方が残酷なはず。

私は彼女の怒りに抵抗することは出来なかった。

身体に受ける痛みと共に、祖父が愛し続けた女性と、彼の娘である亡き母への思いが書かれた文字を思い出している。


そうよ、母はこんなに愛されて生きてきたのよ。私は、そんな母を殺した者に復讐することだけが生きる希望だったの。

でも、復讐は新たな復讐を呼ぶだけなのね…


黒百合の身体が、新宿の闇に散っていく…


「散華の黒百合」「黒百合よ、永遠に…」より

歌舞伎町にあのアゲハ蝶のタトゥーが右手にある男が現れたことを聞きつけた私はすぐに向かう。

私が夜の世界で磨き上げた色香で、彼を歌舞伎町の闇へ誘う。

廃材が置かれたようなところに、似合わないテーブルと椅子が置かれ、お酒とグラスが用意されている。

こんなところで何をするつもりだと問いかける彼に、まぁ、飲みながらゆっくり話しましょうとお酒を注ぐ。

彼がほどよく酔いが回ってきたのを見計らって、黒百合は母が殺されたあの日について書かれた文字を思い出すように話し始める。

なぜ、お前がそれを知っていると問いかけた奴に、

その時抱かれていた赤子が私よ!

鋭い眼光を奴に向け、用意してあった鉄槌で奴に亡き母への怒りを振り下ろす!

彼は抵抗することも出来ず、赤い血を流して息絶えた。

やっと、復讐が終わった…


でも、何故だろう。何か、すっきりしない自分がいる。  亡き母は、この復讐を望んだのだろうか…


「復讐の黒百合」より